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墓じまいにかかる期間は?最短と平均・早める方法

墓じまいにかかる期間は、結論から言うと一般的に1〜3ヶ月が目安です。条件がそろえば最短約1ヶ月で完了しますが、親族や寺院との調整が難航すると数年かかるケースもあります。この記事では、工程ごとの所要日数の内訳と、期間を早める5つの方法をスケジュール表つきで解説します。

目次

墓じまいにかかる期間の目安は?最短・平均・長引くケース

墓じまいの期間について、国の公的な統計はありません。ただ、実務上は「1〜3ヶ月、余裕を見て2〜3ヶ月」が一般的な目安とされています。まずは最短・一般・長期化の3パターンを押さえましょう。

最短なら約1ヶ月で完了できる条件

次の条件がそろっていれば、最短約1ヶ月での完了が可能です。

  • 親族の合意がすでに取れている
  • 改葬先(新しい納骨先)が決まっている
  • 公営墓地や民営霊園で、離檀交渉が不要
  • 改葬許可申請の書類がスムーズにそろう
  • 石材店の工事予約がすぐに取れる

逆に言えば、どれか1つでも欠けると1ヶ月では収まりません。特に改葬先が未定のまま動き出すと、途中で手続きが止まりがちです。

一般的なケースは2〜3ヶ月

多くのケースでは、検討開始から納骨完了まで2〜3ヶ月かかります。親族への説明、改葬先の見学と契約、書類の取り寄せ、工事の予約待ちなど、細かい待ち時間が積み重なるためです。法要や引越しなど期限がある方は、目標の3ヶ月前には動き始めるのが安全です。全体の段取りは墓じまいの流れで確認できます。

数年かかるケースもある(親族・寺院との調整難航)

期間が延びる主な原因は、次の4つです。

  • 親族の合意形成がまとまらない
  • 菩提寺との離檀の話し合いが難航する
  • 改葬先がなかなか決まらない
  • お彼岸・お盆前後の繁忙期で工事が予約待ちになる

特に親族間の意見対立や寺院とのトラブルは、解決までに1年以上かかることもあります。手続きそのものより「人との調整」が最大の変動要因と考えてください。

墓じまいの流れと工程別の所要期間【スケジュール表】

工程ごとの所要期間の目安を表にまとめました。逆算してスケジュールを組む際の参考にしてください。

工程所要期間の目安
1. 親族の合意形成数日〜数ヶ月(最大の変動要因)
2. 改葬先の決定2週間〜1ヶ月
3. 管理者への相談・埋蔵証明書の取得1〜2週間
4. 改葬許可申請〜許可証の交付即日〜10日程度(自治体による)
5. 閉眼供養・遺骨の取り出し半日
6. 墓石の解体・撤去工事工事自体は数時間〜1日(予約待ち含め2週間〜1ヶ月)
7. 新しい納骨先への納骨半日(改葬先の受入日による)

親族の合意形成(数日〜数ヶ月)

お墓は家族・親族の共有の心のよりどころです。名義人だけで進めると、後から「聞いていない」というトラブルになりがちです。電話や集まりの機会に早めに相談し、費用の分担や改葬先の希望まで話し合っておきましょう。

改葬先(新しい納骨先)の決定(2週間〜1ヶ月)

改葬許可申請には受入証明書(改葬先が発行)が必要になるため、改葬先の決定は手続きの前提条件です。永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など選択肢ごとの特徴は改葬先の選び方で解説しています。見学から契約まで2週間〜1ヶ月を見込みましょう。

寺院・霊園への相談と埋蔵証明書の取得(1〜2週間)

現在のお墓の管理者(寺院・霊園)に墓じまいの意向を伝え、埋蔵(埋葬)証明書を発行してもらいます。寺院墓地の場合は、証明書の依頼より先に離檀の相談を丁寧に行うことが、結果的に期間短縮につながります。

改葬許可申請〜許可証の交付(即日〜10日程度)

現在のお墓がある市区町村に、改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書を提出します。改葬の許可制は墓地埋葬法第5条に定められた手続きです。交付日数は自治体により大きく異なり、書類に不備がなければ即日交付する自治体もあれば、3日〜10日程度かかる自治体もあります。福岡市のように「即日交付できない場合がある」と明記する自治体もあるため、余裕を持って申請しましょう。書類の書き方は改葬許可の手続きガイドをご覧ください。

閉眼供養と遺骨の取り出し(半日)

撤去工事の前に、僧侶に読経してもらう閉眼供養(魂抜き)を行い、遺骨を取り出します。法要自体は30分〜1時間程度、遺骨の取り出しを含めても半日で終わります。

墓石の解体・撤去工事(数時間〜1日)

工事そのものは、一般的な区画なら数時間〜1日で完了し、更地にして管理者へ返還します。ただし石材店の繁忙期は予約が2週間〜1ヶ月先になることもあるため、日程は早めに押さえましょう。

新しい納骨先への納骨

改葬許可証を改葬先に提出し、納骨して完了です。納骨式を行う場合は僧侶の日程調整も必要になります。

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墓じまいの期間を早める5つの方法

1. 改葬先を先に決めてから動く

受入証明書がないと改葬許可申請が進みません。改葬先の決定を最優先にすると、全体の流れが止まらなくなります。

2. 書類を並行して集める

申請書は多くの自治体でホームページからダウンロードできます。郵送申請に対応する自治体もありますが、対応可否は自治体ごとに異なるため事前に確認しましょう。埋蔵証明書の依頼と改葬先の契約を同時並行で進めるのがコツです。

3. 親族への説明を最初に済ませる

工程の途中で反対が出ると、手続きが振り出しに戻ります。費用や改葬先の候補を示しながら、最初に合意を取っておきましょう。

4. 代行サービス・行政書士を活用する

石材店の手配、寺院との調整、改葬先探しをまとめて任せると、個別に動くより大幅に時間を短縮できます。安心墓じまいの基本プランは298,000円(税込・2㎡まで・石塔1基、追加110,000円/㎡)で、お支払いは工事完了後の残額払い・追加請求なしです。費用の内訳は費用相場ページをご覧ください。なお、改葬許可申請の書類作成を業として代行できるのは行政書士です。書類作成まで任せたい方には提携行政書士をご紹介します(お客様との直接契約・報酬目安33,000円〜)。

5. 繁忙期(お彼岸・お盆前後)を避ける

お彼岸・お盆前後は寺院も石材店も繁忙期で、法要や工事の予約が取りにくくなります。春彼岸後〜梅雨前、秋彼岸後〜年末は比較的予約が取りやすく、工事もスムーズです。

墓じまいに適した時期・避けたい時期はいつ?

法律上も宗教上も、墓じまいをしてはいけない時期はありません。実務面では、天候が安定し寺院の予定も落ち着く「春彼岸後〜梅雨前」「秋彼岸後〜年末」が動きやすい時期です。逆に、真夏・積雪期は工事が延びやすく、繁忙期は予約待ちが発生します。命日や法要に合わせたい場合は、その3ヶ月前を目安に逆算して始めましょう。

よくある質問

Q. 墓じまいの期間中も管理費は払う必要がありますか?

墓地の使用契約が続いている間は、管理費の支払い義務も続くのが一般的です。返還手続きが完了するまでの分は発生すると考え、精算方法は管理者に確認しましょう。

Q. 改葬許可証に有効期限はありますか?

墓地埋葬法に有効期限の定めはありませんが、自治体や改葬先によって取り扱いが異なる場合があります。交付後は速やかに納骨まで進め、期間が空く場合は申請先の自治体に確認してください。

Q. 遺骨の数が多いと期間は長くなりますか?

改葬許可は遺骨1体ごとに必要とする自治体が多く、埋蔵証明書の記載や申請書類が増えるぶん準備に時間がかかります。何体分の遺骨があるか、最初に管理者へ確認しておくとスムーズです。

Q. 遠方に住んでいても1〜3ヶ月で終わりますか?

郵送申請に対応する自治体なら、現地に行く回数を減らせます。ただし対応可否は自治体ごとに異なるため、事前確認が必要です。代行サービスを使えば、閉眼供養や工事の立会いなしで進められる場合もあります。

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まとめ:墓じまいの期間は1〜3ヶ月。改葬先の決定と親族合意が先

墓じまいにかかる期間は一般的に1〜3ヶ月、条件がそろえば最短約1ヶ月です。改葬許可証の交付は即日〜10日程度と自治体差が大きく、石材店の予約待ちも変動要因になります。早く終わらせるコツは、改葬先を先に決め、親族の合意を最初に取り、書類を並行して集めることです。「いつまでに終わらせたいか」が決まっている方は、安心墓じまいの無料相談をご利用ください。お電話は10:00-18:00(土日祝休み)、フォーム・LINEなら24時間受け付けています。

参考文献

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この記事を書いた人

資格:終活カウンセラー。安心墓じまい 相談窓口責任者。幼少期の祖父母との温かい思い出を原点に、「誰もが迷わず、安心して終活を終えられる社会」を目指して、墓じまいから実家じまいまで終活全般の相談窓口を務める。ライフワークとしてYouTubeで高齢者の方々への人生インタビューを続け、シニア世代の本音に寄り添うカウンセリングを最も得意とする。記事は自治体・厚生労働省などの公的一次情報にもとづき、編集部とともに執筆・確認。

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