「思ったより高い」「あとから請求されないか不安」——費用の悩みは、そこがほとんどです。相場と内訳、そして"危ない見積もり"の見抜き方まで、代行する側から正直にお話しします。
「墓じまいって、結局いくらかかるんですか」——最初のご相談で、いちばん多いご質問です。
正直にお答えすると、「お墓を見てみないと、確かなことは言えません」。無責任に聞こえるかもしれません。でもこの"幅"こそが、墓じまいの費用のいちばん大事なところなんです。同じ「墓じまい」でも、1㎡の小さなお墓と、4㎡に石塔が2基あるお墓では、撤去の手間がまるで違います。寺院墓地か公営霊園かでも、離檀料の有無で総額が数十万円変わります。だから「一律◯万円」と最初から言い切る会社は、むしろ少し疑ってください。
そのうえで、目安はきちんとお伝えできます。
撤去工事の相場は1㎡あたり10〜15万円。当社は定額制で、現地調査のうえ確定金額をお出しし、追加請求はありません。
| お墓の広さ | 撤去工事の一般相場 | 当社の定額(税込) | 供養先まで含めた総額の目安 |
|---|---|---|---|
| 1㎡まで・石塔1基 | 10〜15万円 | 198,000円(小区画プラン) | 約30〜60万円 |
| 2㎡まで・石塔1基 | 20〜30万円 | 298,000円(基本プラン) | 約35〜70万円 |
| 3㎡・石塔1基 | 30〜45万円 | 408,000円(基本+1㎡) | 約45〜90万円 |
| 4㎡・石塔1基 | 40〜60万円 | 518,000円(基本+2㎡) | 約55〜110万円 |
※ 総額は「撤去工事+行政手続き(無料〜1,500円程度、行政書士に依頼する場合は33,000円〜)+閉眼供養のお布施3〜10万円+新しい供養先(合祀型5万円〜/個別型50万円〜)」の合計。離檀料(寺院墓地のみ・法的義務なし)は含みません。石塔2基目は+55,000円。
鎌倉新書「いいお墓」が2026年1月に実施した「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査」では、墓じまいの実施費用は次のような結果でした。
同調査では、墓じまいをやめた理由の1位が「解体費用が高すぎた(22.2%)」でした。墓じまいそのものは年々増えており、厚生労働省の衛生行政報告例によると令和6年度の改葬件数は全国で176,140件です。
| 墓じまい後の納骨先 | 納骨先の費用目安 | 総額の目安(2㎡前後・寺院墓地以外) |
|---|---|---|
| 送骨による合祀(永代供養) | 1柱数万円〜 | 30万円前後〜 |
| 永代供養墓(合祀型) | 1柱5万〜30万円 | 30万〜80万円 |
| 海洋散骨(委託) | 5万〜30万円 | 30万〜80万円 |
| 樹木葬 | 5万〜150万円(平均71.7万円) | 30万〜200万円 |
| 納骨堂 | 10万〜150万円(平均81.5万円) | 35万〜200万円 |
| 一般墓(新しく建てる) | 平均152.0万円 | 180万円前後〜 |
樹木葬・納骨堂・一般墓の平均額は、鎌倉新書「いいお墓」第17回お墓の消費者全国実態調査(2026年)の平均購入価格。寺院墓地の場合は離檀料が加わる場合があります。
「地域で高い・安い」だと思われがちですが、実際に総額を左右するのは、次の4つです。ここを押さえると、ご自分のお墓がどのあたりに来るか見当がつきます。
撤去費は面積と石の量にほぼ比例します。目安は1㎡あたり10〜15万円。2㎡・石塔1基なら撤去だけで20〜30万円ほど。石塔が2基、外柵が立派、というほど上がります。
寺院墓地では、閉眼供養のお布施(3〜5万円)に加え、檀家をやめる離檀料が伴います。相場は数万〜十数万円。ここが総額のブレの大きな正体です(後で詳しく)。
合祀の永代供養なら5〜30万円、個別安置や納骨堂は30〜100万円。ここが総額をいちばん大きく動かします。撤去より供養先で悩む方が実は多いんです。
山の上や車が入らない墓地は、人力で石を運ぶぶん割高に。逆に重機が横づけできれば安く済みます。見積もりで金額が変わるのは、たいていここです。
墓じまいの費用は6つの項目に分けられます。①②は工事をする業者へ、③は役所(または行政書士)へ、④〜⑥はお寺や供養先へ直接払うぶん、と分けて考えると見積書を読み違えません。
| 分類 | 費用の目安 | 内容・支払先 |
|---|---|---|
| ① 撤去工事 | 1㎡あたり 約10〜15万円 | 墓石・外柵・基礎の撤去処分、整地・返還。2㎡・石塔1基で約20〜30万円が目安。石材店・墓じまい業者へ。 |
| ② 遺骨の取り出し・洗浄・運搬 | 数千円〜5万円程度 | 取り出しは撤去工事に含まれることが多い。洗浄1〜3万円・粉骨1〜2万円程度。遺骨を送れる宅配はゆうパックのみ。 |
| ③ 改葬許可などの手続き | 無料〜数百円 | 今お墓がある市区町村へ改葬許可を申請(墓地埋葬法第5条)。行政書士に依頼する場合は報酬3.3万円〜が別途。 |
| ④ 閉眼供養のお布施 | 約3〜10万円 | 魂抜きの法要のお礼。僧侶・寺院へ直接。宗教儀式を行わない選択も可。 |
| ⑤ 離檀料 | 約3〜20万円 | 寺院墓地の場合のみ。法的な支払い義務はない。菩提寺へ直接。 |
| ⑥ 新しい納骨先 | 数万〜150万円超 | 永代供養墓・樹木葬・納骨堂・海洋散骨・一般墓など。永代供養は1柱ごとの料金が基本。 |
①〜④の合計=20〜50万円前後、⑥まで含めた総額=35〜150万円程度。撤去の面積単価は石材店各社の公開目安で、公的な統計はありません。当社の定額料金とケース別の総額例はこちら
費用のご相談で、いちばん多いのが離檀料です。「お寺に◯十万円と言われて、払わないといけないんでしょうか」——そういうお電話を、何度もいただきます。
結論から言うと、離檀料に法的な決まりはありません。これまでの感謝としてお渡しするお布施であって、相場は数万〜十数万円。多くのお寺は、常識的な範囲でおさまります。ただ、ごく一部に、数十万〜100万円超を求められる例があるのも事実です。
大切なのは、感情的に断ったり、逆に言われるまま払ったりしないこと。これまでお世話になったお礼はきちんと包みつつ、法外な請求には筋を通す。この線引きを、私たちは何件も経験しています。交渉がこじれそうなときは、提携の行政書士・弁護士と一緒に対応します。おひとりで抱えないでください。離檀料トラブルの対処法はこちら。
お寺との関係は、お金だけの話ではありません。ご先祖が長くお世話になった場所です。だからこそ、角を立てずに、でも損もさせない——その両方を守るのが、私たちの仕事だと思っています。
取り出したご遺骨をどこに納めるかで、総額は数十万〜百万円単位で変わります。費用だけでなく、お参りのしやすさや承継者の有無もあわせて比べましょう。
他の方のご遺骨と一緒に埋葬し、以後の供養を寺院・霊園に任せる方法です。自治体の合葬墓には札幌市の合同納骨塚(1体9,100円・利用条件あり)のような例もあります。当社の安心送骨パックは洗浄・乾燥・粉骨・発送・合祀・納骨証明まで込みで1柱66,000円(2柱目以降44,000円)、ご自宅のお骨だけでもご依頼いただけます。安心永代供養パックは1柱68,000円(3柱204,000円)です。合祀後はご遺骨を取り出せません。詳しくは永代供養の費用相場へ。
樹木葬は合祀型5〜20万円、個別型50〜150万円程度で、平均購入価格は71.7万円。納骨堂はロッカー式20〜80万円、自動搬送式80〜150万円程度で、平均は81.5万円です(いいお墓・2026年調査)。個別安置の期間後に合祀される契約が多く、その間は年間管理費がかかる場合があります。樹木葬の費用相場・納骨堂の費用相場で詳しく解説しています。
業者に任せる委託散骨なら5〜30万円程度で、当社の安心海洋散骨パックは1柱55,000円です。一方、新しく一般墓を建てる場合は平均152.0万円(うち墓石代101.7万円)と最も高額で、承継者がいることが前提になります。
よくある4つのパターンで総額を試算しました。ケース1・2は当社料金、ケース3・4は一般的な相場での試算です(金額は税込)。
| ケース | 内訳 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| 1. 公営霊園1㎡・遺骨1柱を送骨で永代供養 | 撤去198,000円+送骨パック66,000円+お布施(行う場合)3〜5万円 | 約26〜31万円 |
| 2. 寺院墓地2㎡・遺骨3柱を永代供養パックへ | 撤去298,000円+永代供養パック204,000円+お布施3〜5万円+離檀料3〜20万円 | 約56〜75万円 |
| 3. 民営霊園3㎡から樹木葬(集合型)へ | 撤去30〜45万円+お布施3〜10万円+樹木葬20〜60万円 | 約53〜115万円 |
| 4. 寺院墓地2㎡から新しい一般墓へ | 撤去20〜30万円+お布施3〜10万円+離檀料3〜20万円+一般墓(平均152.0万円) | 約180〜210万円 |
改葬許可申請をご自身で行えば手続き費用は実費のみ。行政書士に依頼する場合は報酬(3.3万円〜・お客様と行政書士の直接契約)が別途かかります。ケース別の料金例は料金ページでも公開しています。
閉眼供養は菩提寺の住職にお願いするのが一般的で、檀家をやめる場合は離檀料が話題になります。業者を決める前に、まず住職へ事情を伝えるのがトラブルを避けるコツです。
自治体の霊園は離檀料がかかりません。返還時は更地に戻すことが求められ、自治体によっては使用料の還付や、返還者向けの合葬墓の優遇があります。
宗教不問が多い一方、管理規則で指定石材店を定めている場合があります。相見積もりが取りにくいぶん、見積もりの内訳を細かく確認しましょう。
墓じまいは一生に一度のこと。相場が分からず、あとで追加請求されるトラブルが後を絶ちません。他社さんの見積もりでも、ここだけは確認してください。
「墓じまい工事一式 ◯◯円」とだけ書かれた見積もりは要注意。何が含まれ、何が別料金なのかが分かりません。撤去・処分・整地・基礎撤去まで込みかを必ず確認を。
この一文があると、契約後にいくら足されるか分かりません。「現地調査後の確定金額から追加なし」と書面で約束できるかで、その会社の姿勢が分かります。
撤去だけで十数万円は必要な作業です。極端に安い見積もりは、基礎を残す・処分を省くなど、あとで問題になることも。撤去した石の処分方法(マニフェスト発行)まで聞いてみてください。
当社は、現地調査で基礎の構造まで確認して確定金額を提示し、確定後の追加請求はいたしません(地中の予期せぬ事情など例外は着工前に必ずご説明します)。相見積もりも歓迎です。むしろ、比べていただいたほうが違いが分かります。「確定金額・追加なし」が書面でどう見えるかは見積書サンプルで公開しています。後から乗りがちな費用の解剖は墓じまいの総額解説をどうぞ。
総額を最も動かすのは供養先です。合祀型の永代供養なら5〜30万円。「個別に残す」より大きく抑えられます。当社では送骨パック66,000円(洗浄・粉骨・永代供養まで込み)が最も費用を抑えられるプランです。
この時期は工事が集中し、日程に余裕があると調整で抑えられることも。急がない方向けの小ワザです。
撤去費は業者で差が出やすい項目です。「面積と石塔数」「処分費・整地費を含むか」「追加費用の条件」をそろえて比べると、実質的な差がわかります。
永代供養は1柱ごとの料金が基本。古いお墓は開けると想定より多いこともあるため、墓誌や過去帳で人数を確かめてから見積もると、あとで総額がぶれません。
お墓は、置いておくだけで年間管理料(数千〜2万円)がかかり続けます。そして名義人が亡くなり、誰も手続きできないまま放置されると、いずれ無縁墓として撤去され、ご遺骨は合祀に——そうなると、もう取り出せません。将来の管理料と、この"取り返しのつかなさ"を考えると、手を合わせられるうちに区切りをつけるほうが、結果として負担が小さい。そう感じて墓じまいを選ばれる方が、年々増えています。
墓じまいに使える国の補助金はありません。ただし一部の自治体では、公営墓地の返還時に撤去費用の助成や使用料の還付を行っています。
| 自治体 | 制度の内容 |
|---|---|
| 群馬県太田市 | 八王子山公園墓地の返還時、墓石撤去費用の実費を上限20万円まで助成 |
| 千葉県市川市 | 市川市霊園の一般墓地返還時、原状回復費を墓地の種別により上限7.5万〜44万円まで助成 |
| 千葉県浦安市 | 墓地公園の墓所返還時、原状回復費を上限15万円まで助成 |
| 茨城県水戸市 | 公園墓地の返還時に返還協力金を交付(例:4㎡区画で7万円〜) |
現金の助成でなくても、仙台市・北九州市(使用許可から3年以内の返還で使用料の半額を還付)、静岡県磐田市(返還時に使用料の50%を還付)、都立霊園の施設変更制度(合葬埋蔵施設への移動で新たな使用料・管理料が無料)、横須賀市(返還者向け合葬墓1体16,000円)など、負担を軽くする制度があります。いずれも各自治体の公式情報で確認した内容(2026年7月時点)で、対象は自治体が運営する墓地に限られます。都道府県別の制度は墓じまい補助金データベースへ。
お墓は民法第897条の「祭祀財産」にあたり、相続財産とは別に祭祀承継者が引き継ぎます。墓じまい費用も、この祭祀承継者(お墓の名義人)が負担するのが一般的ですが、あくまで慣習です。墓じまいの費用は誰が払う?
均等割り、お墓参りの頻度に応じた割合、承継者が多めに負担するなどの決め方があります。金額が確定する前に「誰が・どの割合で・いつ払うか」を話し合い、見積書を共有しておくことが大切です。兄弟での分担の決め方
納骨先を合祀・送骨にして総額を下げる、支払いを分けられる業者を選ぶ、メモリアルローンを使うなどの方法があります。当社は着手時に半額、工事完成の報告をご確認後に残額の2回払いです。墓じまいのお金がない時の対処法
撤去工事から納骨先までを、定額で組み合わせられます(いずれも税込)。
| サービス | 安心墓じまいの料金 | 一般的な相場 |
|---|---|---|
| 墓じまい(撤去工事)1㎡・石塔1基 | 198,000円 | 10〜15万円+処分費など |
| 墓じまい(撤去工事)2㎡・石塔1基 | 298,000円(以降1㎡ごと+110,000円) | 20〜30万円+処分費など |
| 安心送骨パック | 1柱66,000円(2柱目以降44,000円) | 送骨+合祀で数万円〜。洗浄・粉骨は別料金の場合あり |
| 安心永代供養パック | 1柱68,000円(3柱204,000円) | 合祀型で1柱5〜30万円 |
| 安心海洋散骨パック(委託) | 1柱55,000円 | 委託散骨で5〜30万円 |
| 仏壇じまい | 49,800円〜 | — |
| 改葬許可申請 | 提携行政書士をご紹介(報酬目安33,000円〜・お客様と直接契約) | 行政書士報酬3〜5万円程度 |
撤去工事の定額には、墓石・外柵・基礎の撤去処分、ご遺骨の取り出し、整地、写真付き完了報告までが含まれます。閉眼供養のお布施・離檀料・当社パック以外の供養先の費用は、お寺や霊園へ直接お支払いいただくため含まれません。お支払いは着手時に半額・完了後に残額の2回で、現地調査で確定した金額から追加請求はいたしません。詳しくは料金プランへ。
墓じまいの費用相場は結局いくらですか?
総額35万〜150万円程度が目安です。撤去工事と手続きで20〜50万円前後、これに納骨先の費用が加わります。いいお墓の2026年調査では、実際の費用は「31万〜70万円」が最も多く、約半数が70万円以下でした。
一番安く墓じまいするといくらになりますか?
公営・民営霊園の1㎡程度の区画で、納骨先を送骨による合祀にした場合、当社料金なら撤去198,000円+送骨パック66,000円の264,000円(税込)に、閉眼供養を行う場合はお布施が加わります。合祀はご遺骨を取り出せなくなるため、ご家族で話し合ってからお選びください。
墓じまいに補助金は使えますか?
国の補助金はありませんが、群馬県太田市(撤去費用を上限20万円助成)や千葉県浦安市(原状回復費を上限15万円助成)など、公営墓地の返還に限って助成や使用料の還付を行う自治体があります。お墓のある自治体の制度をご確認ください。
離檀料は必ず払わないといけませんか?
離檀料に法的な決まりはありません。これまでの感謝としてお渡しするお布施で、相場は3万〜20万円程度です。法外な請求には、提携の行政書士・弁護士と連携して対応します。
見積もり後に追加費用がかかることはありますか?
区画が想定より広い、重機が入れないなどの理由で追加費用が発生する業者もあります。当社は現地調査のうえで確定金額をご提示し、確定後の追加請求はいたしません。お布施・離檀料など見積もり対象外の費用は事前にご案内します。
墓じまいの費用を払うタイミングはいつですか?
業者によって一括前払い、着手金と完了後の残額払いなどがあります。当社はご契約後の着手時に半額、工事完成の報告をご確認いただいた後に残額をお支払いいただく2回払いです。

改葬許可申請などの行政手続きと、相続・名義に関する法務部分を監修しています。墓じまいの施工内容・工事費用・供養パックの価格は監修の対象外で、運営会社(株式会社Sora Capital)の責任で作成しています。

本ページは、自治体・厚生労働省などの公的な一次情報にもとづき編集部が作成し、相談窓口責任者の田所が内容を確認しています。改葬許可申請が必要な場合は提携の行政書士をご紹介します(お客様と先生の直接契約)。費用・制度は一般的な目安で、実際の金額・条件は施設や自治体により異なります。
お墓の場所と写真がわかれば、その場でだいたいの目安をお伝えできます。現地調査で確定した見積り後は、追加費用をいただきません。「いくらか知りたいだけ」で、まったく構いません。
お電話でのご相談(通話無料)0120-748-194