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名古屋市の墓じまい補助金|制度の有無

最終更新日:2026年9月23日|監修(法務):司法書士・行政書士 久留慎一郎|作成:安心墓じまい事務局(相談窓口責任者 田所)

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士|東京司法書士会 第7135号・東京都行政書士会 第11924号

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続手続きや改葬・墓じまいに関わる法律手続き、名義変更などを担当する。安心墓じまいの提携司法書士・行政書士。当サイトでは、改葬許可申請などの行政手続きと、相続・名義に関する法務部分を監修しています(墓じまいの施工内容・費用は監修対象外)。 監修者プロフィール・監修範囲 →

監修者プロフィールの詳細

■経歴

  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

■得意領域

  • 相続登記・相続手続き
  • 改葬・墓じまいの手続き
  • 相続放棄
  • 簡易裁判所の訴訟代理

名古屋市で墓じまいを検討している方に向けて、補助金制度の有無と費用の抑え方をまとめました。結論から言うと、名古屋市には墓じまい専用の補助金・助成金制度は現時点でありません。名古屋市公式サイトおよび区役所・保健センターの案内を確認した範囲では、墓石撤去や離檀料を対象とした助成制度は見当たりませんでした。ただし、名古屋市営の墓地公園「みどりが丘公園」の合葬式墓地を改葬先に選ぶなど、公的な選択肢で費用を抑える方法はあります。この記事では、名古屋市の墓じまい費用相場、市営霊園の返還制度、改葬許可申請の窓口、墓石撤去の原状回復基準まで、実務の流れに沿って解説します。

目次

名古屋市に墓じまいの補助金はある?

結論として、名古屋市には墓じまい(墓石の撤去・改葬)を直接対象とした補助金・助成金制度はありません。名古屋市公式サイトの「葬儀・死亡・相続」関連ページ、各区保健センターの案内、名古屋市営みどりが丘公園の公式サイトを確認しましたが、いずれにも墓じまい費用を助成する制度の記載はありませんでした。埋葬・改葬にかかる各種届出(死亡届・埋火葬許可・改葬許可)自体の手数料が無料または低額に設定されている自治体はありますが、これは「補助金」とは別の話です。

他の自治体では、生活保護受給世帯向けに墓地の原状回復費用の一部を扶助する例が一部で見られますが、名古屋市の公式情報の範囲では墓じまい向けの専用制度は確認できていません。生活保護世帯で費用負担が難しい場合は、名古屋市の福祉事務所(区役所の保護課)に個別相談することをおすすめします。

補助金がない分、費用を抑える3つの工夫

  • 複数の石材店・墓じまい業者から相見積もりを取る
  • 改葬先を名古屋市営みどりが丘公園の合葬式墓地や送骨サービスにして数万円台に抑える
  • 親族間で早めに費用分担を話し合い、まとまった額を一度に用意しない

全国で補助金がある自治体の例は墓じまいの補助金でも紹介しています。

名古屋市の墓じまい費用相場

名古屋市の墓じまいにかかる費用は、総額30万〜150万円程度が目安です。金額の幅は、墓地の面積・立地(重機が入れるか)と、遺骨の新しい供養先(改葬先)の選び方で大きく変わります。

費用内訳(墓石撤去・閉眼供養・離檀料・改葬先)

項目費用目安備考
墓石の撤去・処分・整地10万〜30万円1㎡あたり10万円前後が目安。重機が入れない区画は割高
閉眼供養(魂抜き)のお布施3万〜10万円寺院・宗派により異なる
離檀料3万〜20万円程度寺院墓地のみ。金額は寺院次第
改葬許可申請数百円〜正確な手数料は各区保健センターに要確認
改葬先の費用3万〜100万円合葬墓・送骨なら数万円、一般墓なら高額に

内訳ごとの詳しい相場は墓じまいの費用相場でも解説しています。安心墓じまいの基本プランは墓じまい一式198,000円(税込)〜です。墓地面積や石塔の数によって変動しますが、追加請求は一切ありません。お支払いは着手金と、工事完了後の残額払いの2回に分かれます。詳しくは料金プランをご覧ください。

名古屋市営みどりが丘公園の返還制度・合葬墓の費用

名古屋市が管理する墓地公園に「みどりが丘公園」(緑区、総面積約60ヘクタール)があります。普通墓地・芝生墓地・修景墓地に加えて、永代供養にあたる合葬式墓地も備えています。墓じまい後の改葬先として、合葬式墓地は数万円台からの費用で利用できる公的な選択肢の一つです。問い合わせ先は公園事務所(電話 052-876-9877、FAX 052-877-0542)です。

墓地返還の流れと原状回復基準

みどりが丘公園の墓地を返還する場合、公園事務所へ必要書類を提出したうえで、原状回復(墓標・カロートなど墓石一式の撤去)を行ってから使用権を返還します。原状回復の工事費用は使用者側の負担で、公園側が補助するものではありません。すでに遺骨が埋蔵されている場合は、返還と同時に改葬(他の墓地・合葬式墓地への移転)の手続きも必要です。

必要書類は、墓石が建っている区画とまだ建っていない区画で異なります。

  • 墓石が建っている区画: 返還届(登録印使用)、使用許可証の原本、印鑑登録証明書(発行3か月以内)、登録印、当年分管理料の還付を受ける場合はその届出、振込先口座情報
  • 墓石が建っていない区画: 上記に加え、使用開始から2年以内であれば使用料の還付届出

使用料の還付は「使用開始から2年以内かつ墓石が未建立」の場合に限り半額が対象で、それ以外は還付されません。管理料は年度をまたいだ分の還付はありません。詳細な書式や個別事情は公園事務所に事前確認することをおすすめします。

平和公園エリアなど寺院墓地の返還手続きとの違い

千種区の「平和公園」は多数の寺院・宗教法人の墓地が集まるエリアで、名古屋市が一括して墓地使用権を管理しているわけではありません。区画ごとに管理者(寺院など)が異なるため、返還手続き・原状回復の基準・離檀料の有無は、みどりが丘公園とは別に、各墓地の管理者へ個別に確認する必要があります。まずは住職や管理事務所に改葬の意向を丁寧に伝えることが、トラブルを避ける第一歩です。

お墓の広さや場所から、費用の目安がわかります。

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改葬許可申請の窓口と手続き

窓口は名古屋市健康局(区の保健センター経由)

改葬(すでに埋蔵されている遺骨を別の墓地へ移すこと)の許可申請は、名古屋市健康局が窓口です。名古屋市営みどりが丘公園の案内によれば、公園事務所で申請書を受け取り、返信用封筒を添えて名古屋市健康局へ郵送するか、区の保健センターへ持参する流れになっています。死亡時の「埋火葬許可」(区役所市民課・支所区民生活課が窓口)とは担当が異なる点に注意してください。寺院墓地・民間霊園からの改葬でも申請窓口は基本的に同様ですが、区ごとの受付方法の細部は、お墓がある区の保健センターまたは名古屋おしえてダイヤル(052-953-7584)に事前確認することをおすすめします。

必要書類(改葬許可申請書・埋葬証明・受入証明)

  • 改葬許可申請書(遺骨1体につき1通)
  • 現在の墓地管理者による埋葬(埋蔵)の証明
  • 改葬先が決まっていることの確認資料(受入証明書など)

改葬先を先に決めてから申請する流れです。書類の書き方は改葬許可申請の方法で詳しく解説しています。書類集めが難しい場合は、提携行政書士のご紹介が可能です(ご契約・報酬のお支払いは行政書士と直接となります。報酬目安33,000円〜)。

名古屋市の手続きの流れ5ステップ

  1. 遺骨の新しい供養先(改葬先)を決めて契約する
  2. 現在の墓地管理者から埋葬証明をもらう
  3. お墓がある区の保健センター経由(または名古屋市健康局へ郵送)で改葬許可申請書を提出し、許可証を受け取る
  4. 閉眼供養を行い、墓石を撤去・原状回復(整地)する
  5. 改葬先に許可証を提出して納骨する

全体の流れは墓じまいの流れも参考にしてください。名古屋市は16区(千種区・東区・北区・西区・中村区・中区・昭和区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・守山区・緑区・名東区・天白区)に分かれており、お墓の所在地の区が手続き窓口の基準になります。

【独自】名古屋市の墓じまい 比較表・チェックリスト・ケース別シミュレーション

比較表:改葬先タイプ別の費用と特徴

改葬先費用目安特徴
みどりが丘公園 合葬式墓地数万円台〜名古屋市営。永代供養で継承者不要。詳細は公園事務所へ要確認
樹木葬(民間)20万〜80万円樹木を墓標にする。継承者不要のプランが多い
納骨堂20万〜100万円屋内で天候に左右されず参拝できる
ゆうパックでの送骨・合祀3万〜10万円最も安価。遠方の改葬先へ郵送で納骨できる

印刷して使えるチェックリスト

名古屋市で墓じまいをする前に確認すること(タップで開く)
  • □ 現在の墓地は「みどりが丘公園(市営)」か「寺院・民間墓地」かを確認した
  • □ 改葬先(合葬墓・送骨・一般墓など)を決めた
  • □ 改葬先から受入証明書を取得した(または取得予定)
  • □ 現在の墓地管理者から埋葬証明をもらう見通しが立った
  • □ お墓がある区の保健センター・名古屋おしえてダイヤルに改葬許可申請の窓口を確認した
  • □ 石材店・墓じまい業者2〜3社から見積もりを取った
  • □ 寺院墓地の場合、住職に離檀の意向を伝えた
  • □ 親族間で費用負担について話し合った

ケース別シミュレーション:自分の場合はどれ?

名古屋市の墓じまいでよくある3つのパターンで、費用と進め方の目安をまとめました。

ケース状況費用目安進め方のポイント
ケース1みどりが丘公園の墓を合葬式墓地へ改葬撤去15万円前後+合葬墓数万円=総額20万円台〜公園事務所へ返還届と改葬許可申請を同時進行。離檀料は発生しない
ケース2寺院墓地から送骨(合祀)へ改葬撤去20万円前後+離檀料+送骨5万円前後=総額30万〜60万円離檀料の金額は寺院ごとに差が大きい。早めに住職へ相談
ケース3遠方在住で現地に立ち会えない撤去20万〜30万円+改葬先費用=総額30万〜100万円改葬許可申請は郵送で相談可能。写真報告で工事を完結できる業者を選ぶと交通費を節約できる

ご自身の状況がどのケースに近いか分からない場合は、お墓の写真と広さをお送りいただければ、その場で概算をお伝えできます。

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名古屋市で墓じまいを先延ばしにするリスク

「補助金がないなら急がなくてもいい」と考えがちですが、墓じまいを先延ばしにすると、次のようなリスクが積み重なっていきます。

  • 管理料の未払いが続くと、墓地管理者(市営霊園・寺院)から使用許可を取り消され、無縁墓として合葬されてしまう可能性がある
  • 承継者が高齢化・遠方転居するほど、現地での立ち会いや書類収集が難しくなる
  • 離檀料や工事費の相場は変わるため、複数社の見積もりを比較する時間的余裕がなくなる
  • 相続人が複数いる場合、話し合いが長引くほど合意形成のハードルが上がる

補助金の有無にかかわらず、「いつか」ではなく承継者が動ける今のうちに、改葬先の検討だけでも始めておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. 名古屋市の墓じまいに使える補助金は本当にないのですか?

名古屋市公式サイト・区の保健センター・みどりが丘公園の公式情報を確認した範囲では、墓じまい専用の補助金・助成金制度は見当たりませんでした。生活保護受給世帯などで費用負担が難しい場合は、お住まいの区の福祉事務所(保護課)へ個別に相談することをおすすめします。

Q. みどりが丘公園以外の名古屋市内の墓地でも改葬許可の窓口は同じですか?

基本的な窓口(名古屋市健康局・区の保健センター)は共通ですが、区ごとの受付方法や必要書類の細部は異なる場合があります。お墓がある区の保健センター、または名古屋おしえてダイヤル(052-953-7584)に事前確認してください。

Q. 墓じまいの費用は誰が払うのですか?

法律上の決まりはなく、お墓の承継者(祭祀承継者)が負担するのが一般的です。ただし兄弟や親族で分担するケースも多く、事前の話し合いが大切です。

Q. 遠方に住んでいても名古屋市の墓じまいはできますか?

可能です。改葬許可申請は郵送での相談が可能な窓口が多く、現地の立ち会いが必須ではない場合もあります。写真報告で完結する業者を選べば、交通費や日程調整の負担を抑えられます。

Q. みどりが丘公園の合葬式墓地に他の墓地から遺骨を移せますか?

公式サイトでは、公園外から遺骨を受け入れる「納骨の手続き」が案内されています。具体的な申込方法・空き状況・費用は時期によって変わるため、公園事務所(052-876-9877)へ直接お問い合わせください。

Q. 墓じまいの見積もりで確認すべきポイントは?

「総額が1㎡あたりか一式か」「重機回送費・処分費が別途かどうか」「契約後の追加請求がないか」「完了報告書(写真付き)が発行されるか」の4点は必ず確認してください。上記のチェックリストも見積もり比較にご活用いただけます。

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まとめ

名古屋市には墓じまい専用の補助金・助成金制度は現時点でありません。費用は総額30万〜150万円が目安で、改葬先を名古屋市営みどりが丘公園の合葬式墓地や送骨サービスにすると数万円台に抑えられます。改葬許可申請の窓口は名古屋市健康局(区の保健センター経由)、みどりが丘公園の墓地返還には原状回復(墓標撤去等)が必要で、費用は使用者負担です。

安心墓じまいでは、墓じまい一式198,000円(税込)〜の定額プランでサポートしています。追加費用は一切なく、お支払いは着手金と工事完了後の残額払いの2回のみです。無料相談はお電話(10:00〜18:00、土日祝休み)のほか、フォーム・LINEなら24時間受け付けています。お気軽にご相談ください。

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墓じまいの費用、いくらかかる?

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この記事の監修者

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士|東京司法書士会 第7135号・東京都行政書士会 第11924号

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続手続きや改葬・墓じまいに関わる法律手続き、名義変更などを担当する。安心墓じまいの提携司法書士・行政書士。当サイトでは、改葬許可申請などの行政手続きと、相続・名義に関する法務部分を監修しています(墓じまいの施工内容・費用は監修対象外)。 監修者プロフィール・監修範囲 →

監修者プロフィールの詳細

■経歴

  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

■得意領域

  • 相続登記・相続手続き
  • 改葬・墓じまいの手続き
  • 相続放棄
  • 簡易裁判所の訴訟代理
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この記事を書いた人

資格:終活カウンセラー。安心墓じまい 相談窓口責任者。幼少期の祖父母との温かい思い出を原点に、「誰もが迷わず、安心して終活を終えられる社会」を目指して、墓じまいから実家じまいまで終活全般の相談窓口を務める。ライフワークとしてYouTubeで高齢者の方々への人生インタビューを続け、シニア世代の本音に寄り添うカウンセリングを最も得意とする。記事は自治体・厚生労働省などの公的一次情報にもとづき、編集部とともに執筆・確認。

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