安心墓じまい
GLOSSARY

墓じまい・改葬の用語集

お寺・石材店・役所との会話で出てくる専門用語40語を、1〜3文でやさしく解説します。「それ、どういう意味?」となったら、このページへ。

基本の言葉

墓じまいはかじまい
今あるお墓を撤去・解体して更地に戻し、墓地の使用権を管理者に返還すること。取り出したご遺骨は新しい供養先へ移します。詳しくは墓じまいとはへ。
改葬かいそう
ご遺骨を今のお墓から別の供養先へ移すこと。墓地埋葬法に基づく法的な手続きで、市区町村が発行する改葬許可証が必要です。2024年度の改葬は全国176,105件で過去最多です(統計データ集)。
墓地埋葬法ぼちまいそうほう
正式名称「墓地、埋葬等に関する法律」。遺骨の埋蔵・改葬・墓地の経営などのルールを定めた法律で、遺骨は墓地以外に埋めてはならない、改葬には許可が必要、といった基本ルールの根拠です。
無縁墓むえんぼ
承継者や縁故者がいなくなり、管理されないまま放置されたお墓。管理料の滞納が続くと、官報公告等の手続きを経て管理者が撤去でき、ご遺骨は合祀されます。2024年度の「無縁墳墓等の改葬」は全国3,006件でした。詳しくは無縁墓の解説へ。
祭祀承継者さいししょうけいしゃ
お墓・仏壇・位牌など「祭祀財産」を受け継ぎ、管理する人のこと。相続財産とは別枠で、通常は1人が承継します。墓じまいの契約や改葬許可申請は、原則として祭祀承継者(墓地使用者)が行います。
墓地使用権(永代使用権)ぼちしようけん
墓地の区画を代々使用できる権利。取得時に払う「永代使用料」は土地の購入代金ではないため、墓じまいで返還しても原則返金されません。

手続き・書類の言葉

改葬許可申請かいそうきょかしんせい
遺骨を移すために、今のお墓がある市区町村へ許可を求める手続き。埋葬証明書・受入証明書などを添えて申請し、改葬許可証の交付を受けます。詳しくは改葬許可申請の解説へ。
改葬許可証かいそうきょかしょう
市区町村が発行する、遺骨の引っ越しの許可証。遺骨1柱につき1枚必要で、新しい供養先に納骨する際に提出します。
埋葬証明書(埋蔵証明書)まいそうしょうめいしょ
「このお墓に確かにご遺骨が納められています」と墓地の管理者(お寺や霊園)が証明する書類。改葬許可申請に必要で、発行してもらうにはお寺への事前の相談が欠かせません。
受入証明書うけいれしょうめいしょ
新しい供養先が「このご遺骨を受け入れます」と証明する書類。改葬許可申請の添付書類として求められることが多く、先に改葬先を決めておく必要がある理由のひとつです。
分骨証明書ぶんこつしょうめいしょ
遺骨の一部を分けて別の場所に納める(分骨する)ときに必要な証明書。火葬場または墓地の管理者が発行します。
指定石材店制度していせきざいてんせいど
霊園や寺院墓地で、墓石工事を行える石材店があらかじめ指定されている制度。指定がある墓地では自由に業者を選べないため、墓じまいの見積り前に必ず確認が必要です。

お寺との関係の言葉

菩提寺ぼだいじ
先祖代々のお墓があり、葬儀や法要をお願いしてきたお寺のこと。
檀家だんか
特定のお寺に所属し、お布施などでお寺を支える家のこと。寺院墓地にお墓を持つ家は、多くの場合その寺の檀家です。
離檀りだん
檀家をやめて、お寺との関係を解消すること。寺院墓地の墓じまいでは、改葬とあわせて離檀の相談が必要になります。
離檀料りだんりょう
離檀の際にお寺へ渡すお金。法的な支払い義務が定められたものではなく、これまでの供養への感謝として包むお布施の一種です。相場は5〜20万円程度とされますが、高額請求のトラブルもあります。詳しくは離檀料トラブルの解説へ。
閉眼供養へいがんくよう
墓石の撤去前に、お墓に宿った魂を抜くために僧侶に読経してもらう法要。「魂抜き」「お性根抜き」「抜魂式」とも呼ばれます。お布施の目安は3〜5万円程度です。
開眼供養かいげんくよう
新しいお墓や仏壇に魂を入れる法要。閉眼供養の対になる言葉で、改葬先で新しくお墓を建てる場合に行います。
お布施おふせ
読経や供養への感謝として僧侶に渡すお金。料金ではないため定価はありませんが、法要の種類ごとにおおよその相場があります。

お墓の部位・工事の言葉

石塔せきとう
「〇〇家之墓」などと刻まれた、お墓の中心となる石碑部分。墓じまいの料金は、石塔の基数や区画面積で決まるのが一般的です。
カロートかろーと
お墓の地下や内部にある、骨壺を納める納骨室のこと。墓じまいでは、ここからご遺骨を取り出します。
外柵がいさく
墓地の区画を囲む石の枠。撤去工事では石塔だけでなく外柵・基礎まで解体するのが原則です。
墓誌ぼし
埋葬されている方の戒名・没年月日などを刻んだ石板。石塔と別に建てられている場合、撤去対象に含まれます。
整地せいち
墓石や基礎を撤去したあと、区画を平らにならして更地に戻す作業。墓地の返還は「更地に戻して」が原則です。
原状回復げんじょうかいふく
借りていた墓地区画を、借りる前の状態(更地)に戻して返すこと。墓地使用規則に定められており、墓じまい工事のゴールです。
閉眼後の魂・遺骨の取扱いごいこつのとりだし
閉眼供養後にカロートを開け、ご遺骨を取り出す作業。長年の水分を含んだご遺骨は、改葬先に納める前に洗浄・乾燥が必要になることがあります。

供養先・ご遺骨の言葉

永代供養えいたいくよう
家族に代わって、霊園や寺院が続けてくれる供養の仕組み。後継ぎがいなくても供養が途切れないため、墓じまい後の改葬先として最も選ばれています。詳しくは永代供養墓の解説へ。
永代供養墓えいたいくようぼ
永代供養が付いたお墓の総称。合祀型・集合型・個別型があり、費用は5〜80万円程度と形式で大きく異なります。
合祀(合葬)ごうし
他の方のご遺骨と一緒に埋葬すること。費用は最も抑えられますが、一度合祀すると後から個別に取り出すことはできません
樹木葬じゅもくそう
墓石の代わりに樹木や草花をシンボルとするお墓。費用は20〜80万円程度で、自然に還るイメージから人気があります。詳しくは樹木葬の解説へ。
納骨堂のうこつどう
屋内にご遺骨を納める施設。ロッカー式・自動搬送式などがあり、駅近で天候を気にせずお参りできるのが特長です。詳しくは納骨堂の解説へ。
海洋散骨かいようさんこつ
粉骨したご遺骨を海にまく供養方法。お墓を持たない選択肢で、費用は5〜30万円程度です。詳しくは海洋散骨の解説へ。
手元供養てもとくよう
ご遺骨の全部または一部を、骨壺やペンダントなどで自宅に置いて供養すること。詳しくは手元供養の解説へ。
分骨ぶんこつ
ご遺骨を分けて、複数の場所で供養すること。「一部は永代供養墓へ、一部は手元に」といった組み合わせができます。
粉骨ふんこつ
ご遺骨をパウダー状に細かくすること。散骨では必須で、骨壺を小さくして納骨スペースを抑える目的でも行われます。
送骨そうこつ
ご遺骨をゆうパック(日本郵便のみ取扱い)で供養先へ送って納骨してもらう方法。遠方でも低費用で改葬でき、当サイトでは送骨パックとして案内しています。
はしら
ご遺骨を数える単位。「3柱」なら3名分のご遺骨を指します。墓じまいの見積りや供養パックの料金は柱数で変わります。

※ 本用語集は一般的な解説であり、宗派・地域・墓地の規則により扱いが異なる場合があります。用語の解説は出典明記のうえ引用いただけます(安心墓じまい・anshin-hakajimai.com)。記事の制作基準は編集ポリシーをご覧ください。

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