2024年度の改葬(お墓から別の供養先へ遺骨を移すこと)は全国で176,140件。e-Statで遡れる1997年度以降で最多を更新しました。2019年度の124,346件の約1.4倍、1997年度(69,862件)と比べると約2.5倍です。「墓じまい」は特別な選択ではなく、年間17万件を超える身近な手続きになっています(厚生労働省「衛生行政報告例」)。
出典:厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」第6表(e-Stat収載・2026年9月28日更新版)
コロナ禍の2020〜2021年度にいったん足踏みしたあと、2022年度から3年連続で過去最多を更新しています。
| 年度 | 改葬件数 | 前年度比 | うち無縁墳墓等の改葬 |
|---|---|---|---|
| 2019年度令和元年度 | 124,346件 | — | 2,982件 |
| 2020年度令和2年度 | 117,772件 | ▲6,574件 | 2,718件 |
| 2021年度令和3年度 | 118,975件 | +1,203件 | 3,309件 |
| 2022年度令和4年度 | 151,076件 | +32,101件 | 3,414件 |
| 2023年度令和5年度 | 166,886件 | +15,810件 | 3,651件 |
| 2024年度令和6年度 | 176,140件 | +9,254件 | 3,006件 |
出典:厚生労働省「衛生行政報告例」各年度 第6表「埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数」(e-Stat収載の各年度統計表から集計)
e-Statで遡れる1997年度以降、改葬件数はおおむね7万件前後で推移していましたが、2010年代半ばから増加が続き、2017年度に初めて10万件を超えました。2024年度の176,140件は、1997年度(69,862件)の約2.5倍です。
| 年度 | 改葬件数 | うち無縁墳墓等の改葬 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 176,140件 | 3,006件 |
| 2023年度 | 166,886件 | 3,651件 |
| 2022年度 | 151,076件 | 3,414件 |
| 2021年度 | 118,975件 | 3,309件 |
| 2020年度 | 117,772件 | 2,718件 |
| 2019年度 | 124,346件 | 2,982件 |
| 2018年度 | 115,384件 | 4,033件 |
| 2017年度 | 104,493件 | 3,384件 |
| 2016年度 | 97,317件 | 1,948件 |
| 2015年度 | 91,567件 | 3,625件 |
| 2014年度 | 83,574件 | 2,829件 |
| 2013年度 | 88,397件 | 5,044件 |
| 2012年度 | 79,749件 | 4,857件 |
| 2011年度 | 76,662件 | 3,069件 |
| 2010年度※1 | 72,180件 | 2,584件 |
| 2009年度 | 72,050件 | 2,675件 |
| 2008年度 | 72,483件 | 4,424件 |
| 2007年度 | 73,924件 | 4,328件 |
| 2006年度 | 89,155件 | 6,931件 |
| 2005年度 | 96,380件 | 7,517件 |
| 2004年度 | 68,421件 | 3,806件 |
| 2003年度 | 68,579件 | 2,669件 |
| 2002年度 | 72,040件 | 3,408件 |
| 2001年度 | 64,755件 | 2,766件 |
| 2000年度 | 66,643件 | 2,096件 |
| 1999年度※2 | 67,270件 | 2,692件 |
| 1998年度※2 | 70,263件 | 6,818件 |
| 1997年度※2 | 69,862件 | 2,732件 |
※1 2010年度は東日本大震災の影響により、宮城県のうち仙台市以外の市町村、福島県の相双保健福祉事務所管轄内の市町村及びいわき市が含まれていません(原表の注記)。
※2 1999年度以前は「厚生省報告例」として公表。
出典:厚生労働省「衛生行政報告例」(1999年度以前は「厚生省報告例」)各年度「埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数,都道府県別」の全国値(e-Stat収載)
改葬が多いのは大都市圏と北海道です。「故郷のお墓を、いま住んでいる都市部の近くへ移す」動きが数字にも表れています。
| 順位 | 都道府県 | 改葬件数 |
|---|---|---|
| 1位 | 北海道 | 14,628件 |
| 2位 | 東京都 | 12,982件 |
| 3位 | 大阪府 | 10,376件 |
| 4位 | 兵庫県 | 9,431件 |
| 5位 | 神奈川県 | 9,366件 |
| 6位 | 千葉県 | 8,042件 |
| 7位 | 愛知県 | 7,014件 |
| 8位 | 埼玉県 | 6,854件 |
| 9位 | 長崎県 | 6,656件 |
| 10位 | 静岡県 | 6,526件 |
出典:厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」第6表・都道府県別(e-Stat収載・2026年9月28日更新版)。都道府県名から、各地域の墓じまい情報をご覧いただけます(都道府県から探す)。

2024年度の改葬176,140件のうち、3,006件は「無縁墳墓等の改葬」、つまり縁故者が分からなくなり、墓地の管理者側が撤去したお墓です。お参りする人がいないまま管理料が滞ると、官報公告などの手続きを経て、お墓は無縁墓として整理されます。ご遺骨は合祀され、その後個別に取り出すことはできません。「いつかやろう」と先送りした墓じまいの、これがひとつの終着点です。無縁墓の仕組みと対処は無縁墓の解説ページで詳しく説明しています。
2024年に亡くなった方は160万5,378人で過去最多(4年連続増加)。一方、出生数は68万6,173人で過去最少です(厚生労働省「令和6年人口動態統計(確定数)」)。亡くなる方が増えれば、お墓に入る方も、お墓を継ぐかどうかの決断を迫られるご家族も増えます。また、2024年度の死体・死胎の埋葬・火葬1,675,022件のうち土葬(埋葬)はわずか383件で、火葬率は99.98%。ほぼすべてのご遺骨が「お墓や納骨堂など、どこかに納める場所」を必要とする——これが改葬件数を押し上げ続ける構造です。
墓じまい(改葬)は年間何件ありますか?
2024年度の改葬件数は176,140件で、e-Statで遡れる1997年度以降で最多です(厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例」)。2019年度の124,346件と比べて約1.4倍に増えました。
改葬件数はどのように推移していますか?
1997年度の69,862件から、2017年度に10万件を超え、2022年度151,076件、2023年度166,886件、2024年度176,140件と3年連続で過去最多を更新しています。1997年度と比べると約2.5倍です。
改葬が多い都道府県はどこですか?
2024年度は北海道の14,628件が最多で、東京都12,982件、大阪府10,376件、兵庫県9,431件、神奈川県9,366件と続きます。大都市圏と北海道に集中しています。
無縁墓はどれくらいありますか?
2024年度に「無縁墳墓等の改葬」として整理されたお墓は全国で3,006件です。管理者不明・管理料滞納のまま放置されたお墓が、法的手続きを経て撤去された件数で、氷山の一角とされます。
なぜ墓じまいが増えているのですか?
死亡数が2024年に160万5,378人と過去最多を更新し続ける一方、お墓を継ぐ世代は減っているためです。後継ぎ不在・遠方で管理できない・子に負担を残したくない、という理由が典型です。
本ページの数値は、以下の政府統計の原典(e-Stat収載の統計表)に当たって確認しています(最終確認日:2026年9月29日)。
※ 本ページの統計データは、出典を明記のうえ引用・転載いただけます。その際は「安心墓じまい(anshin-hakajimai.com)調べ・厚生労働省統計より」等と原出典を併記してください。記事の制作基準は編集ポリシーをご覧ください。
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