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創価学会の墓じまい費用|墓地公園からの改葬と手続き

最終更新日:2026年9月29日|監修(法務):司法書士・行政書士 久留慎一郎|作成:安心墓じまい事務局(相談窓口責任者 田所)

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士|東京司法書士会 第7135号・東京都行政書士会 第11924号

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続手続きや改葬・墓じまいに関わる法律手続き、名義変更などを担当する。安心墓じまいの提携司法書士・行政書士。当サイトでは、改葬許可申請などの行政手続きと、相続・名義に関する法務部分を監修しています(墓じまいの施工内容・費用は監修対象外)。 監修者プロフィール・監修範囲 →

監修者プロフィールの詳細

■経歴

  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

■得意領域

  • 相続登記・相続手続き
  • 改葬・墓じまいの手続き
  • 相続放棄
  • 簡易裁判所の訴訟代理

創価学会の墓地公園にお墓がある方に向けて、墓じまいの費用相場と手続きをまとめました。結論から言うと、創価学会の墓じまい費用は総額35万〜150万円が目安です。一般の寺院墓地と違い、離檀料や閉眼供養のお布施がかからない分、費用を抑えやすいのが特徴です。改葬先は創価学会の納骨堂・永久納骨施設を使う方法と、一般の永代供養墓・納骨堂を選ぶ方法の2通りがあります。

この記事では、費用の内訳、創価学会公式の料金体系、墓地公園から遺骨を移すときの手続きの流れ、そして「自分の場合はいくらかかるのか」がイメージしやすいケース別シミュレーションまで、一次情報をもとに解説します。改葬許可申請の窓口や、離檀料・閉眼供養費がかからない理由など、一般の寺院墓地の墓じまいと異なる点を中心にまとめました。

目次

創価学会の墓じまい費用相場は総額35万〜150万円

創価学会の墓地公園から墓じまいをする場合、費用の総額は35万〜150万円程度が相場です。一般的な寺院墓地の墓じまいと比べて幅の下限が抑えられているのは、離檀料と閉眼供養のお布施が原則かからないためです。金額の幅は、墓石の撤去範囲と、遺骨の新しい供養先(改葬先)をどこにするかで大きく変わります。

費用内訳(墓石撤去・行政手続き・改葬先)

項目費用目安備考
墓石の撤去・処分・整地10万〜30万円1㎡あたり約10万円〜が目安
閉眼供養(魂抜き)のお布施0円創価学会では僧侶による閉眼供養を行わないため原則不要
離檀料0円檀家制度がないため発生しない
改葬許可申請(市区町村)数百円〜1,000円程度自治体により無料の場合もあり
改葬先の費用3万〜142万円合祀墓なら数万円、創価学会の墓地公園なら142万円

内訳ごとの詳しい相場は墓じまいの費用相場でも解説しています。

墓地面積・立地別の撤去費用目安

墓石撤去の費用は「1㎡あたり約10万円〜」が一般的な目安です。創価学会の墓地公園は1区画約4㎡が標準で、全区画を撤去する場合は40万円前後を見込んでおくと安心です。ただし、区画の一部だけ返還する場合や、重機が入れる立地であれば費用を抑えられるケースもあります。逆に、参道が狭く手作業での搬出が必要な墓地公園や、斜面・奥まった区画では割高になる傾向があります。墓地公園によっては駐車場から区画までの距離が長い施設もあり、搬出にかかる人手が増えると人件費分が上乗せされることも見積もり時に確認しておきたいポイントです。

一般の寺院墓地との違い(離檀料・閉眼供養費がかからない)

一般的な寺院墓地の墓じまいでは、離檀料として3万〜20万円程度、閉眼供養のお布施として3万〜10万円程度が別途かかるのが一般的です。創価学会は特定の寺院に属する檀家制度を取らず、儀式も僧侶を招かない形で行うため、この2つの費用がかからない点が大きな違いです。ただし、墓石の撤去費用や改葬先の費用は宗派を問わず同水準でかかります。

創価学会の墓地公園とは

創価学会の墓地公園は、「恒久性・平等性・明るさ」を基調に、全国各地に設けられている会営の墓地です。芝生墓所タイプでは墓石の大きさ・形はすべて同一のみかげ石で統一されており、1区画(約4㎡)を永続的に使用できます。特定の寺院に属さない会独自の施設であるため、利用には創価学会の会員であることが前提となります。

全国の主な墓地公園・納骨堂

創価学会公式サイトで案内されている施設は次の通りです(2026年9月時点)。このうち長期収蔵型納骨堂は、東北十和田・はるな・富士桜・中部・関西白浜・九州多宝の6施設に設置されています。

地域施設名
北海道・東北戸田記念墓地公園、東北十和田多宝・常楽納骨堂、みちのく池田記念墓地公園、東北池田記念墓地公園
関東・東海ひたち平和記念墓地公園、はるな池田記念墓地公園、富士桜自然記念墓地公園
中部・信越・北陸牧口記念墓地公園、北陸常楽納骨堂、中部池田記念墓地公園
関西関西常楽納骨堂、びわこ池田記念墓地公園、関西池田記念墓地公園、関西白浜平和・常楽納骨堂
中国・四国中国平和記念墓地公園、山光平和記念墓地公園、四国池田記念墓地公園
九州・沖縄九州多宝・福岡常楽納骨堂、九州池田記念墓地公園、沖縄平和記念墓地公園

墓じまいの相談先は、上記のうち今お墓がある墓地公園・納骨堂の事務所になります。施設ごとに窓口の電話番号や受付時間が異なるため、公式サイトの各施設ページで確認してください。

いずれの墓地公園も、創価学会がまとまった用地を取得して整備した会営墓地という共通点があります。寺院墓地のように一つの住職・寺院が管理しているのではなく、施設ごとに事務所(管理事務局)が置かれ、そこが利用者との窓口になります。墓じまいの相談も、まずはこの事務所に連絡するところから始まる点は全施設共通です。

なお、家族の中で「どの墓地公園にお墓があるか分からない」というケースもあります。その場合は、過去の納骨時の書類や、会からの案内はがき・領収書などに施設名が記載されていることが多いため、まずは手元の書類を確認し、見当たらない場合は最寄りの地区の同志や、加入している支部に問い合わせると施設名がわかることがあります。

創価学会の墓地公園と一般霊園の違い

墓じまいを検討するにあたり、創価学会の墓地公園ならではの制約も押さえておくと判断しやすくなります。

項目創価学会の墓地公園一般の民営霊園・寺院墓地
利用資格創価学会の会員が前提宗旨宗派不問のところが多い
墓石のデザイン同一規格のみかげ石で統一自由に選べる
離檀料発生しない寺院墓地では発生することがある
閉眼供養のお布施原則不要3万〜10万円程度が一般的
年間管理費公式サイトに具体的な明記なし(要問い合わせ)数千円〜数万円が一般的

会員限定の施設であることから、墓じまい後に「改葬先も会の施設にするか」「これを機に会以外の施設に移るか」という判断が発生しやすい点が、一般の墓じまいとの大きな違いといえます。また、墓石のデザインが統一されているため、撤去業者にとっても作業内容を想定しやすく、見積もりの精度が出しやすいという実務上のメリットもあります。

創価学会の墓地公園・納骨堂の公式料金

すでに創価学会の墓地公園や納骨堂を利用している場合の新規申込料金は、創価学会公式サイトで次のように案内されています(2026年9月時点、予告なく変更される場合があります)。

施設料金特徴
墓地公園(芝生墓所)1,420,000円永代使用料・墓石込み。1区画約4㎡を永続的に使用
長期収蔵型納骨堂 L型420,000円使用期間20年。期間満了後は永久納骨施設へ
長期収蔵型納骨堂 S型280,000円使用期間20年。期間満了後は永久納骨施設へ
永久納骨施設(合葬)骨壺1つ60,000円〜会が永久に遺骨を管理。引き取り・対面参拝は不可

このほか、納骨・改葬・分骨の手数料が14,300円、墓石への彫刻手数料(故人名1名分)が38,500円など、手続きごとの手数料が設定されています。金額は出典(創価学会公式「料金のご案内」)で確認できたものに限定しており、地域や個別事情で異なる場合があるため、正式な金額は各墓地公園・納骨堂の事務所に直接ご確認ください。

この料金表はあくまで「新規に申し込む場合」の金額です。墓じまい(墓所の返還)にかかる費用や、永代使用料が一部でも返還されるかどうかについては、公式サイト上に金額の記載がありません。墓じまいの見積もりを取る際は、この新規申込料金と混同しないよう注意してください。

逆に言えば、改葬先として創価学会の長期収蔵型納骨堂や永久納骨施設を選ぶ場合は、これらの新規申込料金がそのまま改葬先の費用に該当します。見積もりを比較する際は、「墓石撤去・整地費用」と「改葬先の新規申込料金」を分けて考えると、総額の内訳が把握しやすくなります。

お墓の広さや場所から、費用の目安がわかります。

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創価学会墓地公園からの改葬・返還手続きの流れ

まず墓地公園の事務所へ連絡する

創価学会の公式サイトでは、住所変更や承継など身上に変更があった場合は「お早めに事務局へご連絡の上、お手続きをお願いいたします」と案内されています。墓所の返還・墓じまいについても、具体的な様式や必要書類は公式サイト上で公開されていないため、まずは利用している墓地公園・納骨堂の事務所に電話で墓じまいの意向を伝え、必要書類と流れを確認するのが最初のステップです。

改葬許可申請は墓地がある市区町村役場が窓口

創価学会の墓地公園であっても、遺骨を別の場所に移す「改葬」にあたるため、墓地埋葬法に基づく改葬許可申請が必要です。申請窓口は創価学会ではなく、墓地公園が所在する市区町村役場(戸籍・住民課や環境衛生課など)です。申請書に加えて、現在の墓地管理者(墓地公園の事務所)による埋葬証明、改葬先が決まっていることを示す受入証明書などが必要になります。

手続きの流れ5ステップ

  1. 遺骨の新しい供養先(改葬先)を決めて契約する:会の長期収蔵型納骨堂・永久納骨施設にするか、一般の永代供養にするかをここで決めます。改葬先が決まっていないと、次の改葬許可申請が進められません。
  2. 墓地公園の事務所に墓じまいの意向を連絡し、埋葬証明をもらう:電話で墓じまいしたい旨を伝え、必要書類と工事の事前申請の要否を確認します。埋葬証明書の発行には数日〜数週間かかる場合があります。
  3. 墓地がある市区町村役場に改葬許可申請書を提出し、許可証を受け取る:申請書、埋葬証明、改葬先の受入証明書一式をそろえて提出します。窓口によっては郵送申請も可能です。
  4. 墓石を撤去・整地し、墓地公園へ返還する:業者に撤去工事を依頼し、完了後に整地された区画を墓地公園に返還します。返還時の立ち会いが必要かは事務所へ要確認です。
  5. 改葬先に許可証を提出して納骨する:改葬許可証の原本を改葬先に提出し、遺骨を納めて手続き完了です。

全体像は墓じまいの流れも参考にしてください。書類集めが難しい場合は、提携行政書士のご紹介が可能です(ご契約・報酬のお支払いは行政書士と直接となります)。

墓地公園の事務所に確認しておきたい質問リスト

最初の連絡で次の点を確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

  • 墓所の返還手続きに必要な書類と提出方法(郵送可否)
  • 埋葬証明書の発行にかかる日数と手数料
  • 墓石撤去・整地工事に関する事前申請の要否
  • 返還後の永代使用料の取り扱い(返金の有無)
  • 長期収蔵型納骨堂・永久納骨施設へ改葬先を変更する場合の手続き

僧侶が不要で閉眼供養費がかからない理由

創価学会では、葬儀(友人葬)を含めて僧侶を招かず、儀式は学会員である友人の代表が導師役を務める形で行われます。墓じまいの際も、一般的な仏教宗派で行われる「閉眼供養(魂抜き)」を僧侶に依頼してお布施を渡す、という流れを取りません。この宗教上の特徴により、墓じまいの費用から閉眼供養のお布施(一般に3万〜10万円程度)と離檀料(一般に3万〜20万円程度)の2項目が原則かからず、結果として総額を抑えやすくなっています。

ただし、遺骨の取り出しや墓石の撤去そのものは宗派を問わず必要な工程で、費用も変わりません。「儀式費用がかからない=墓じまい全体が安い」ではなく、内訳の一部が不要になると理解しておくと予算を立てやすくなります。

なお、遺骨を取り出す際に手を合わせる、感謝の気持ちを込めた読経・唱題を家族で行うといった慣習は、僧侶を招かない形でも問題なく行えます。閉眼供養そのものが「不要」というより、「儀式の形式を寺院に依頼しない」というのが正確な理解です。気持ちの区切りをつけたい場合は、墓石撤去の前に家族だけで手を合わせる時間を設けるとよいでしょう。

改葬先の選択肢(創価学会の納骨堂/一般の永代供養)

創価学会の墓地公園を墓じまいしたあとの改葬先は、大きく分けて「創価学会の施設に移す」方法と「一般の永代供養・納骨堂を利用する」方法の2通りがあります。

改葬先費用目安特徴
創価学会 長期収蔵型納骨堂28万〜42万円20年間は参拝・引き取り可。満了後は永久納骨施設へ
創価学会 永久納骨施設骨壺1つ6万円〜最も安価。引き取り・対面参拝は不可
一般の合祀型永代供養墓3万〜10万円他の遺骨と一緒に埋葬。宗旨宗派不問の霊園も多い
一般の樹木葬20万〜80万円樹木を墓標にする。継承者不要
一般の納骨堂20万〜100万円屋内で天候に左右されず参拝できる

「創価学会員として引き続き会の施設で供養したい」場合は長期収蔵型納骨堂や永久納骨施設、「宗教にこだわらず費用を抑えたい」場合は一般の合祀墓や送骨サービスが選ばれる傾向にあります。選び方の詳細は改葬先の選び方をご覧ください。

長期収蔵型納骨堂と永久納骨施設、どちらを選ぶか

会の施設を継続利用する場合、長期収蔵型納骨堂と永久納骨施設のどちらにするかで参拝スタイルが変わります。長期収蔵型納骨堂は20年間、個別に納骨・参拝・引き取りができるため「しばらくは手元に近い形で供養したい」家庭に向いています。一方、永久納骨施設は合葬形式で費用が最も抑えられる反面、いったん納めると引き取りや対面参拝はできません。長期収蔵型納骨堂は期間満了後、自動的に永久納骨施設へ移されるため、最終的な供養先は同じになります。予算と「どこまで個別に参拝したいか」のバランスで選ぶとよいでしょう。

費用を安く抑える3つのコツ

  • 相見積もり: 墓石撤去費は業者間の差が大きく、2〜3社比較で数万円変わることも
  • 改葬先の選び方: 永久納骨施設や合祀墓・送骨なら数万円台に抑えられる
  • 親族間の費用分担: 事前に話し合い、承継者一人に負担が偏らないようにする

相見積もりを取る際は、金額だけでなく「墓地公園への搬出経路を確認済みか」「整地後の写真報告があるか」「追加費用が発生する条件が明記されているか」もあわせて比較すると、契約後のトラブルを避けやすくなります。特に創価学会の墓地公園は区画の大きさが統一されているため、複数の業者に同じ条件(面積・石塔の数)で見積もりを依頼すると比較がしやすくなります。

また、送骨サービスは郵便局のゆうパックを使って遺骨を送付できるため、遠方の改葬先を選んだ場合でも交通費を大きく抑えられます。合祀墓や永久納骨施設と組み合わせることで、ケース1のシミュレーションよりさらに費用を下げられることもあります。

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創価学会の墓じまいでよくあるつまずきと回避策

創価学会の墓じまいでは、一般の寺院墓地とは異なる事情でつまずくケースがあります。事前に知っておくと安心です。

  • 窓口の勘違い:改葬許可申請の窓口を墓地公園だと思い込み、市区町村役場への提出が遅れるケース。窓口は必ず墓地がある市区町村役場です。
  • 親族間の認識ずれ:会員である家族と会員でない家族の間で「墓じまい=退会」と誤解が生じることがあります。墓所の返還と会員資格は別の手続きである点を事前に共有しておくと誤解を防げます。
  • 改葬先未定のまま撤去を急ぐ:改葬先が決まらないまま墓石だけ撤去すると、遺骨の仮置き場所に困ることがあります。改葬先の契約を先に済ませてから撤去日程を組むのが安全です。
  • 永代使用料の返還を期待していた:永代使用料は戻らないことが多く、想定より手元に残る金額が少ないと感じるケースがあります。事務所へ事前確認しておくと資金計画が立てやすくなります。
  • 業者選びの遅れ:撤去業者を探し始めるのが改葬許可証を取得した後になり、工事の予約待ちで供養先への納骨が延びることがあります。見積もりだけは早い段階で複数社に依頼しておくとスケジュールが読みやすくなります。

墓じまい前に確認しておきたいチェックリスト

創価学会の墓じまいを進める前に、次の項目を確認しておくと手戻りを防げます。印刷してチェックしながら進めてください。7項目すべてにチェックがつけば、業者への見積もり依頼や役場への申請をスムーズに進められる状態です。

確認項目チェック
墓地公園・納骨堂の事務所への連絡は済んだか□
埋葬証明書(墓地公園発行)を受け取れる見込みか□
改葬先(供養方法)は決まっているか□
改葬先の受入証明書を取得できるか□
墓地がある市区町村役場の改葬許可申請窓口を確認したか□
墓石撤去業者の見積もりを複数取ったか□
親族間で費用負担について話し合ったか□

ケース別シミュレーション|自分の場合はいくら?

実際の費用は「墓石の撤去範囲」と「改葬先」の組み合わせで決まります。代表的な3パターンで総額の目安を見てみましょう。

ケース1:墓地公園2㎡→一般の合祀型永代供養墓(最も安く抑えたい場合)

墓石撤去・整地20万円+改葬許可申請1,000円+合祀墓5万円=総額約25万円が目安です。離檀料・閉眼供養費がかからない分、宗派を問わない合祀墓と組み合わせると最も費用を抑えやすい組み合わせです。

ケース2:墓地公園3㎡→創価学会の長期収蔵型納骨堂(会の施設を続けて使いたい場合)

墓石撤去・整地25万円+改葬許可申請1,000円+長期収蔵型納骨堂S型28万円+納骨手数料1.4万円=総額約54万円が目安です。学会員として供養を続けたい場合に選ばれやすい組み合わせです。

ケース3:墓地公園4㎡→一般の樹木葬(自然に還したい場合)

墓石撤去・整地30万円+改葬許可申請1,000円+樹木葬50万円=総額約80万円が目安です。区画が広く撤去範囲が大きいほど、また改葬先の単価が上がるほど総額は150万円に近づきます。

いずれのケースも、正確な金額は現地の墓石の大きさ・石塔の数・搬出経路(重機が入れるか)によって変わります。無料の費用シミュレーターで概算を確認できます。

3つのケースに共通するのは、離檀料と閉眼供養費が発生しない分、総額の下限が一般の寺院墓地より20万〜30万円ほど下がりやすいという点です。一方で改葬先に創価学会の墓地公園(1,420,000円)を新たに選ぶような大型の改葬先にする場合は、一般の墓じまいと同様に総額が150万円を超えることもあります。「どこまでの供養先を望むか」を先に家族で話し合っておくことが、費用のブレを抑える一番の近道です。

全国の改葬件数からみる墓じまいの実態

厚生労働省「衛生行政報告例」によると、全国の改葬件数はここ10年で右肩上がりに増加しています。少子化や遠方居住による承継者不足を背景に、創価学会・一般宗派を問わず墓じまい・改葬を選ぶ世帯が増えていることがわかります。

年度改葬件数前年比
2018年度115,384件+10.4%
2019年度124,346件+7.8%
2020年度117,772件-5.3%
2021年度118,975件+1.0%
2022年度151,076件+27.0%
2023年度166,886件+10.5%
2024年度176,140件+5.5%

2015年度の91,567件と比べると、2024年度は約1.9倍に増えています。2020年度は新型コロナウイルスの影響で工事や法要の延期が相次ぎ一時的に減少しましたが、2022年度以降は再び急増しており、墓じまいはもはや珍しい選択ではなく、多くの家庭が通る一般的な手続きになっています。創価学会の墓地公園も例外ではなく、承継者不足や遠方居住を理由に墓じまいを検討する会員が増えている点は、全国的な傾向と同じ背景があります。詳しい数値はe-Stat「衛生行政報告例」で確認できます。

よくある質問

Q. 創価学会の墓じまいでも改葬許可は必要ですか?

必要です。宗教・宗派にかかわらず、遺骨を別の場所に移す場合は墓地埋葬法に基づく改葬許可申請が必要で、窓口は墓地公園ではなく墓地が所在する市区町村役場です。会の施設内で長期収蔵型納骨堂から永久納骨施設へ移す場合など、会の中だけの移動でも改葬にあたることがあるため、事務所に確認しておくと安心です。

Q. 創価学会の会員でなくなる(退会する)必要はありますか?

墓じまい(墓所の返還)と会員資格は別の手続きです。墓地公園の利用をやめても会員を継続することは可能ですが、個別の取り扱いは利用している墓地公園・納骨堂の事務所への確認が必要です。改葬先を一般の永代供養墓や樹木葬にした場合でも、会員資格そのものが自動的に失われるわけではありません。

Q. 改葬先は必ず創価学会の施設にする必要がありますか?

必須ではありません。一般の永代供養墓・納骨堂・樹木葬など、宗旨宗派不問の施設を選ぶことも可能です。改葬先を先に決めてから改葬許可を申請する流れになります。

Q. 墓地公園の永代使用料は返還時に戻ってきますか?

永代使用料の返還(返金)の有無は公式サイトに明記されていません。永代使用料は一般的に「土地を使う権利」の対価であり、返還されないケースが多い点は他の霊園・墓地とも共通します。正確な取り扱いは利用している墓地公園の事務所に直接確認してください。

Q. 遠方に住んでいても創価学会の墓じまいはできますか?

可能です。改葬許可申請は郵送での提出に対応している市区町村が多く、墓石撤去の立ち会いも必須ではない場合があります。墓地公園の事務所への連絡は電話で行えるため、現地に何度も足を運ばなくても手続きを進められるケースが多くあります。

Q. 墓じまいの費用は誰が負担するのですか?

法律上の決まりはなく、お墓の承継者(祭祀承継者)が負担するのが一般的です。ただし、創価学会の座談会や地区の同志を通じて相談しながら、兄弟姉妹や親族で分担するケースも多く見られます。事前の話し合いが大切な点は宗派を問わず共通です。

Q. 墓石をそのまま残して遺骨だけ取り出すことはできますか?

遺骨の一部のみを取り出す「分骨」の形であれば、改葬許可申請の手続きは必要になるものの、墓所自体を返還せずに済む場合があります。ただし、墓地公園ごとの取り扱いが異なるため、必ず事前に事務所へ確認してください。

安心墓じまいに依頼する場合の流れ

創価学会の墓地公園の墓じまいでも、遺骨の取り出しから墓石の撤去、改葬先のご案内までを安心墓じまいにまとめてご依頼いただけます。一般的な流れは次の通りです。

  1. 無料相談:電話・フォーム・LINEのいずれかで、お墓の場所(都道府県・墓地公園名)とおおよその広さをお伝えください。
  2. 現地または写真での確認:墓石の数・広さ・搬出経路を確認し、概算費用をご案内します。
  3. お見積り・ご契約:墓じまい一式198,000円(税込)〜、追加費用なしの内容でお見積りをお出しします。お支払いは着手金+完了後の残額払いです。
  4. 書類のご案内:改葬許可申請に必要な書類の集め方をご案内し、行政書士への依頼が必要な場合は提携行政書士をご紹介します(ご契約・報酬のお支払いは行政書士と直接)。
  5. 撤去・整地・改葬先への納骨:工事完了後、写真での報告を行います。

創価学会特有の「墓地公園事務所への連絡」「改葬先を会の施設にするか一般施設にするか」といった判断についても、事前の無料相談でご不明点をご質問いただけます。全国の墓地公園・納骨堂に対応しており、遠方にお住まいのご家族が窓口となる場合でも、電話・LINE・フォームでのやり取りだけで手続きを進められます。

追加費用が発生しない理由

安心墓じまいの基本料金198,000円(税込)には、遺骨の取り出し・墓石の撤去・処分・整地までが含まれており、現地確認の段階で面積と石塔の数をもとに総額を確定させています。契約後に「重機が入らないので追加費用がかかる」といった想定外の請求が発生しないよう、見積もり時点で現地の搬出経路まで確認する運用にしています。

関連記事

まとめ

創価学会の墓じまい費用は総額35万〜150万円が相場で、離檀料・閉眼供養費がかからない分、一般の寺院墓地より下限を抑えやすいのが特徴です。改葬許可申請の窓口は墓地公園ではなく市区町村役場、墓所の返還は利用している墓地公園・納骨堂の事務所への連絡から始まります。改葬先を会の長期収蔵型納骨堂・永久納骨施設にするか、一般の永代供養・樹木葬にするかで総額は数万円〜100万円以上まで幅が出るため、まずは改葬先の候補を決めることが費用を見積もる近道です。

手続きの窓口が「創価学会の墓地公園事務所」と「墓地がある市区町村役場」の2か所に分かれる点、永代使用料の返還可否など公式サイトに明記のない事項がある点は、早めに直接確認しておくと後の手戻りを防げます。

安心墓じまいでは、墓じまい一式198,000円(税込)〜で追加費用なしのプランをご用意しています。お支払いは着手金+完了後の残額払いです。無料相談はお電話(10:00〜18:00、土日祝休み)のほか、フォーム・LINEなら24時間受け付けています。お気軽にご相談ください。

この記事で紹介した金額・制度は、下記の公的機関・創価学会公式サイトの一次情報にもとづいています。地域や時期によって変わる可能性があるため、実際の手続きの際は最新情報を各窓口でご確認ください。

参考文献

墓じまいの費用、いくらかかる?

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この記事の監修者

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士|東京司法書士会 第7135号・東京都行政書士会 第11924号

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続手続きや改葬・墓じまいに関わる法律手続き、名義変更などを担当する。安心墓じまいの提携司法書士・行政書士。当サイトでは、改葬許可申請などの行政手続きと、相続・名義に関する法務部分を監修しています(墓じまいの施工内容・費用は監修対象外)。 監修者プロフィール・監修範囲 →

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  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

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  • 相続放棄
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資格:終活カウンセラー。安心墓じまい 相談窓口責任者。幼少期の祖父母との温かい思い出を原点に、「誰もが迷わず、安心して終活を終えられる社会」を目指して、墓じまいから実家じまいまで終活全般の相談窓口を務める。ライフワークとしてYouTubeで高齢者の方々への人生インタビューを続け、シニア世代の本音に寄り添うカウンセリングを最も得意とする。記事は自治体・厚生労働省などの公的一次情報にもとづき、編集部とともに執筆・確認。

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