「愛知県で墓じまいをするとき、補助金は使えるの?」と調べている方は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、2026年7月時点で愛知県内に現金補助や使用料還付の制度は確認できていません。ただし春日井市営の潮見坂平和公園には、市内在住なら5.5万円からという低価格の合葬式墓地があり、改葬遺骨を受け入れる墓所返還の受け皿になっています。この記事では、愛知県の最新状況と費用を抑える具体策を解説します。
墓じまいの補助金は愛知県にある?【2026年の結論】
まず、愛知県内の補助金の有無について、公式情報に基づく結論を確認しましょう。
現金補助・使用料還付は県内で確認されていない
2026年7月時点で、愛知県にも、名古屋市・豊田市・岡崎市をはじめとする県内の市町村にも、墓石の撤去費用を補助する制度や、公営墓地の使用料還付制度は確認できていません。インターネット上には根拠のあいまいな補助金情報も見られますが、公式サイトで裏付けられる制度は現状存在しません。制度の有無は必ず自治体の公式サイトか窓口で確認しましょう。全国の最新状況は墓じまい補助金データベースにまとめています。
春日井市の潮見坂平和公園に低価格の合葬式墓地がある
現金補助はないものの、春日井市営の潮見坂平和公園には、改葬遺骨を受け入れる合葬式墓地があり、市内在住なら5.5万円からという低価格で利用できます(令和8年度受付中)。墓じまいで取り出した遺骨の受け皿として利用でき、改葬先の費用を大きく抑えられる実質的な支援といえます。詳細は春日井市の公式ページ(https://www.city.kasugai.lg.jp/shisei/machi/park/shiomizaka/1036943.html)で確認してください。
制度は今後変わる可能性がある
補助金制度は年度ごとの予算で運用されるため、今後新設される可能性はゼロではありません。実際、隣県では岐阜市の使用料1/3返還や、静岡県磐田市の使用料50%還付(使用期間不問)が実施されています。愛知県内でも公営墓地の無縁化対策が課題となっており、将来的に類似制度が生まれる可能性はあります。墓じまいを検討し始めたタイミングで、お墓のある自治体の最新情報を確認する習慣をつけましょう。
春日井市「潮見坂平和公園 合葬式墓地」の内容
愛知県で確認されている実質的な支援策について、内容を詳しく見ていきます。
改葬遺骨の受入が可能で市内在住5.5万円から
潮見坂平和公園の合葬式墓地は、墓じまいで取り出した改葬遺骨の受け入れが可能で、春日井市内在住の方なら5.5万円からという低価格で利用できます。民間の永代供養墓と比べても安い水準で、以後の承継者も不要です。令和8年度の受付が行われているため、利用を検討する場合は募集条件と申込期間を市の公式ページで確認しましょう。
費用面の補助ではない点に注意
この仕組みはあくまで低価格な改葬先の提供であり、墓石の撤去工事費が補助されるわけではありません。撤去工事費は自己負担です。とはいえ、墓じまいの総額は「撤去工事費+改葬先の費用」で決まるため、改葬先を合葬式墓地にすることで総額を大きく圧縮できます。
合葬式墓地は「取り出せない」点も理解して選ぶ
合葬式墓地は他の方の遺骨と合同で埋蔵されるため、いったん納めた遺骨を後から取り出すことはできません。費用面のメリットは大きい一方、将来の選択肢が狭まる面もあるため、親族とよく話し合ってから決めましょう。合葬墓以外の供養先も含めた比較は改葬・供養先の選び方で解説しています。
お墓の広さや場所から、費用の目安がわかります。
かんたんな質問に答えるだけで、墓じまいの費用イメージがすぐに確認できます。匿名・無料でご利用いただけるシミュレーターをご用意しました。
無料費用シミュレーターを試す→愛知県の改葬件数は全国有数の多さ
愛知県の墓じまいがどれだけ行われているか、公的統計で確認しましょう。
厚生労働省の衛生行政報告例によると、令和6年度の愛知県の改葬件数は7,014件で、うち名古屋市が3,392件と約半分を占めています。全国合計176,105件の中でも、北海道(14,628件)・東京都(12,982件)・大阪府(10,376件)・兵庫県(9,431件)・神奈川県(9,331件)に次ぐ全国有数の水準です。中京圏に人口が集中する一方で、県内・県外の実家のお墓を名古屋近郊へ移すニーズが高いことがうかがえます。墓じまいは愛知県で確実に身近な選択肢になっています。
愛知県内と近隣自治体の制度比較
愛知県と東海エリアの近隣で確認されている制度を一覧に整理します。
| 自治体 | 制度の状況(2026年7月時点) |
|---|---|
| 春日井市 | 潮見坂平和公園の合葬式墓地が改葬遺骨を受入(市内在住5.5万円〜・令和8年度受付中) |
| 名古屋市ほか県内市町村 | 現金補助・使用料還付は確認されていない |
| 岐阜県岐阜市 | 市営墓地を原状回復して返還すると使用料の1/3を返還(実施中) |
| 静岡県磐田市 | 市営霊園の返還で使用料の50%を還付(使用期間不問・実施中) |
| 三重県 | 補助金は確認できず。四日市市の霊園条例でも使用料は原則返還しないと規定 |
このように、愛知県内は「補助・還付なし」が現状で、春日井市の合葬式墓地が数少ない実質支援です。各制度とも対象は「その自治体の公営墓地」に関するものであり、お墓の場所しだいで使える制度は変わります。お墓が県外にある方は、所在自治体の制度を補助金データベースで調べてみてください。
墓じまい補助金に共通する4つの原則
全国の助成制度に共通するルールを知っておくと、制度の調べ方と申請のタイミングを間違えません。
「お墓の所在地」の自治体・「公営墓地の返還」が基本条件
補助金や優遇の基準となるのは、申請者の住所地ではなくお墓が所在する自治体です。さらに、対象はその自治体が運営する公営墓地・霊園の返還であることがほとんどで、民営霊園や寺院墓地の墓じまいは対象外です。一方、春日井市の合葬式墓地のような「改葬先」の制度は居住地要件(市内在住5.5万円〜など)が絡むこともあるため、条件は必ず募集要項で確認しましょう。
着手前の申請・手続きが必須で、予算到達で受付終了
助成制度のある自治体では、撤去工事の着手前に申請することが必須で、工事後にさかのぼって申請することはできません。また、年度予算に達し次第受付終了となる制度が多く、実際に千葉県市川市の助成事業は2026年5月時点で受付を終了しました。公営合葬墓の募集も年度ごとに条件が変わるため、「申請・申込みをしてから着工」の順番を守り、事前に受付状況を確認しましょう。
自分でやるか、任せるか迷ったら。
安心墓じまいは定額制・追加請求なし・着手金+完成後の残額払い。遺骨の取り出しから撤去、供養先のご案内までお任せいただけます。
補助金がなくても愛知県で墓じまい費用を抑える方法
愛知県では補助金に頼れない分、費用の抑え方が総額を左右します。実践しやすい3つの方法を紹介します。
合葬式墓地・永代供養墓など費用を抑えられる供養先を選ぶ
墓じまいの総額は「撤去工事費+改葬先の費用」で決まります。春日井市の合葬式墓地のような公営の受け皿や、民間の永代供養墓・樹木葬・海洋散骨などを選べば、新しく一般墓を建てる場合に比べて費用を大きく抑えられます。供養先ごとの特徴と費用感は改葬・供養先の選び方で詳しく解説しています。
複数社の見積もりで「総額」と「追加請求の有無」を比較する
墓石の撤去費用は業者によって差が大きく、同じ区画でも数万円以上の開きが出ることがあります。複数社から見積もりを取り、金額だけでなく「あとから追加請求されないか」「支払いはいつか」を必ず確認しましょう。工事後の追加請求は墓じまいで典型的なトラブルのひとつです。書面で総額を確定してくれる業者を選ぶことが、結果的にいちばんの節約になります。
明朗価格・着手金+完成後の残額払いの専門業者に依頼する
安心墓じまいの基本プランは298,000円(税込)で、墓地面積2㎡まで・石塔1基の撤去・処分に対応しています(2㎡を超える場合は1㎡ごとに110,000円)。ご契約後に着手金、残額は工事の完成をご確認後で、追加請求は一切ありません。改葬許可申請などの行政手続きが必要な場合は、提携行政書士をご紹介し、お客様と直接ご契約いただけます(報酬目安33,000円〜)。詳しくは費用ページをご覧ください。
愛知県で墓じまいを進める手順
墓じまいは順番を守って進めることが大切です。愛知県での標準的な流れを整理します。
- 親族と話し合い、墓じまいの方針と改葬先の希望を決める
- お墓の所在自治体の制度と、改葬先候補(潮見坂平和公園の合葬式墓地など)を確認する
- 墓地管理者(霊園・寺院)に墓じまいの意向を伝える
- 改葬先を決めて受入証明書などの書類を入手する
- 撤去工事の見積もりを複数社から取り、業者を決める
- 市区町村役場で改葬許可申請を行う(必要に応じて行政書士に依頼)
- 閉眼供養・遺骨の取り出し・墓石の撤去工事を行う
- 更地に戻して墓地を返還し、遺骨を新しい供養先へ納める
改葬許可証は遺骨を移動するために法律上必須の書類です。手続きの詳細と必要書類は墓じまいの流れで確認できます。
関連記事
- 深草墓地の墓じまい|京都市営の返還手続き・費用を解説
- 原尾島墓地の墓じまい|岡山市営の返還手続きと費用を解説
- 服部霊園の墓じまい|大阪市設霊園の返還手続きと費用を解説
- 日野公園墓地の墓じまい|横浜市営の手続き・費用・窓口を解説
- 三重県の墓じまい補助金と近県の還付制度
まとめ:愛知県は補助金なし。春日井市の合葬式墓地で改葬先費用を圧縮
愛知県に墓じまいの現金補助や使用料還付は確認されていませんが、春日井市営・潮見坂平和公園の合葬式墓地(市内在住5.5万円〜)のような低価格の改葬先を活用すれば、総額は大きく抑えられます。年間7,014件という全国有数の改葬件数が示すとおり、墓じまいは愛知県でも身近な選択肢です。安心墓じまいでは、お墓のある自治体の制度調査とお見積もりを無料で承っています。まずは補助金データベースをチェックのうえ、お気軽に無料相談をご利用ください。
参考文献
墓じまいの費用、いくらかかる?
お墓の場所とお写真がわかれば、その場で概算をお伝えします。
ご相談・お見積りは無料です。
無理な勧誘は一切ありません。安心してご利用ください。

