墓じまいを検討中で、「業者にすべて任せるか、自分でやって安く済ませるか」で迷っていませんか。結論から言うと、二者択一ではなく「どこまで自分でやり、どこを代行するか」という部分代行が、費用と手間のバランスで最もおすすめです。この記事では、代行と自分でやる場合の費用差・手間・失敗リスクを具体的に比較し、あなたに合った選び方が分かるように解説します。
墓じまいは「代行」と「自分で」どちらを選ぶべきか
墓じまいには、大きく分けて「遺骨の取り出しと供養先探し」「墓石の解体・撤去工事」「改葬許可などの行政手続き」という3つの工程があります。このすべてを代行に一括依頼することもできますし、逆にすべて自分で進めることも制度上は可能です。ただし、実際には工程ごとに向き不向きがあります。
判断軸はシンプルです。専門技術や重機が必要な墓石撤去は業者に任せ、書類仕事である行政手続きは自分でやると、費用を抑えつつ安全に進められます。まずは各工程を「任せるべきか」「自分でできるか」で仕分けするところから始めましょう。
二者択一ではなく「部分代行」という選び方
「全部任せると高い、でも全部自分でやるのは不安」という方に最適なのが部分代行です。たとえば、行政手続きだけ自分で行い、墓石の解体・撤去と遺骨の取り出しは業者に依頼する組み合わせです。行政手続きの実費はわずか数百円で済むため、代行費用をまるごと節約できます。一方で、事故のリスクがある撤去工事はプロに任せて安全を確保できます。墓じまい全体の流れは墓じまいの流れで確認できます。
費用で比較:代行と自分でやる場合の差
最も気になるのが費用です。ここでは「代行に一括依頼」「自分でやる」「部分代行」の3パターンで、どこにお金がかかるのかを整理します。
| 依頼の仕方 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| すべて代行に一括依頼 | 総額30万円程度〜 | 窓口が一本化され手間が最小。供養先込みだと変動 |
| すべて自分でやる | 撤去工事費+実費数百円 | 行政手続き費を節約できるが調整の手間が大きい |
| 部分代行(おすすめ) | 撤去工事費+供養先費用 | 手続きは自分で、工事は業者。費用と安全のバランス良 |
代行に一括依頼した場合の総額目安
墓じまい全体を代行に一括で依頼する場合、総額は30万円程度が一つの目安です。この中には、墓石の解体・撤去工事、遺骨の取り出し、行政手続きの代行、そして新しい供養先の費用などが含まれます。行政手続きだけの代行費用は1万〜5万円程度、合祀型の永代供養墓に移す場合は10万〜20万円程度が相場とされています。当窓口の基本プランは298,000円(税込・2㎡まで・石塔1基)で、追加は110,000円/㎡です。費用相場の詳しい内訳は墓じまいの費用相場をご覧ください。
自分でやると安くなる部分
自分でやることで最も節約できるのが行政手続き(改葬許可申請)です。申請書や証明書の交付にかかる実費は自治体によりますが、数百円程度にとどまります。代行に頼めば1万〜5万円かかる部分を、書類を自分で揃えるだけでほぼ無料にできるのです。ここが「自分でやる」最大のメリットといえます。
一方で、墓石の解体・撤去や遺骨の取り出しを完全に自分でやることは現実的ではありません。重量のある石塔の解体には重機と専門技術が必要で、産業廃棄物としての適正処理も義務づけられています。この工程は業者に任せるのが安全です。
費用を抑える部分代行の組み合わせ例
費用を賢く抑える王道は、次のような組み合わせです。
- 改葬許可などの行政手続きは自分で行う(実費数百円)
- 墓石の解体・撤去と遺骨の取り出しは業者に依頼する
- 新しい供養先は自分で比較して選ぶ
この組み合わせなら、代行費用のうち手続き分と供養先仲介分を節約できます。補助金が使える自治体もあるため、墓じまいの補助金もあわせて確認しておくと、さらに負担を抑えられます。
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手間で比較:自分でやる場合の手続きの流れ
「自分でやる」と決めたとき、実際にどれくらいの手間がかかるのかを見ていきます。手続き自体は複雑ではありませんが、役所・墓地管理者・親族との調整に時間がかかる点は知っておきましょう。
改葬許可申請の3ステップ
遺骨を移動する「改葬」には、墓地埋葬法により、現在の墓地がある市区町村長の許可が必要です。次の3つの書類を揃えて、現在の墓地がある自治体の窓口に提出します。
- 改葬許可申請書:現墓地のある自治体で入手します。公式サイトからダウンロードできる場合も多くあります。
- 埋蔵(埋葬)証明書:現在の墓地の管理者(寺院・霊園)が発行します。
- 受入証明書:遺骨の移転先の管理者が発行します。
この3点を提出すると「改葬許可証」が交付されます。手続きの詳細は改葬許可申請の手続きで解説しています。なお、申請書の名称や様式は自治体ごとに異なるため、必ずお墓のある自治体の公式サイトや窓口で最新の情報をご確認ください。
遺骨1体につき許可証1枚/撤去前に手続き完了が鉄則
見落としやすいのが、遺骨1体につき改葬許可証が1枚必要という点です。ご先祖様が複数埋葬されているお墓では、その人数分の申請が必要になります。
もう一つの鉄則が、行政手続きを墓石撤去より前に必ず完了させることです。許可証がないまま遺骨を動かしたり撤去を進めたりすると、法令違反になる恐れがあります。手続きと工事の順番を間違えないよう注意しましょう。
郵送申請・遠方の場合の進め方
お墓が遠方にある場合でも、多くの自治体が郵送申請に対応しています。申請書をダウンロードして記入し、必要書類を同封して郵送すれば、窓口に出向かずに手続きできます。ただし、郵送可否や必要書類は自治体により異なるため、進める前に必ず電話で確認してください。遠方で墓地管理者とのやり取りが難しい場合や、書類集めに不安がある場合は、この部分だけ当窓口に相談していただくこともできます。
失敗・トラブルリスクで比較
費用や手間だけでなく、「自分でやる」場合に起こりがちな失敗も知っておきましょう。トラブルの多くは、事前の準備と同意で防げます。
親族の同意不足によるトラブル
墓じまいのトラブルで最も多いのが親族間の対立です。主な原因は「費用の負担割合」と「先祖のお墓に対する価値観の違い」です。よかれと思って進めた墓じまいでも、他の親族に無断で撤去してしまうと、関係が大きく悪化しかねません。
対策はシンプルで、着手前に関係する親族へ相談し、同意を得ておくことです。費用の分担についても早めに話し合っておくと、後の揉め事を防げます。誰が費用を負担するかで迷ったら墓じまいの費用は誰が払うも参考にしてください。
寺院との離檀料トラブル(法的義務の有無)
寺院墓地の場合、離檀(檀家をやめること)にあたって離檀料を求められることがあります。まれに高額を請求される事例も報告されていますが、離檀料は本来、これまでの感謝の意を表すお布施であり、契約書などで定めがない限り法的な支払い義務はありません。相場は寺院により幅が大きいため、この記事では金額を断定しません。
法外な金額を提示された場合は、感情的に対立せず、まずは丁寧に事情を説明して交渉することが大切です。それでも解決しない場合は専門家に相談する余地があります。離檀の進め方は墓じまいのお布施・離檀料で詳しく解説しています。
自分でやる際の時間・調整の負担
行政手続き自体は難しくありませんが、書類の準備と各所との調整に想像以上の時間がかかる点は覚悟が必要です。自治体の窓口は平日日中しか開いていないことが多く、墓地管理者への証明書依頼、親族との相談、移転先の手配などを並行して進めることになります。仕事や介護で忙しい方、遠方にお住まいの方にとっては、この調整の手間が大きな負担になりがちです。
こんな人は代行/自分でやるのがおすすめ
ここまでの比較をふまえ、タイプ別におすすめの進め方をまとめます。
代行に任せるのがおすすめの人
- 遠方に住んでいて、役所や墓地に何度も足を運べない人
- 仕事や介護で忙しく、調整に時間を割けない人
- 何から始めればよいか分からず、窓口を一本化したい人
自分でやる(部分代行)のがおすすめの人
- とにかく費用を抑えたい人
- お墓の近くに住んでいて、平日に動ける人
- 書類の準備や役所とのやり取りが苦にならない人
多くの方にとっては、行政手続きは自分で、撤去工事は業者に依頼する部分代行が、費用と安心のバランスで最適解になります。まずは無理のない範囲で仕分けし、不安な工程だけプロに任せる形を検討してみてください。
お墓の広さや場所から、費用の目安がわかります。
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Q. 墓じまいをすべて自分でやると、いくら安くなりますか
自分でやることで最も節約できるのは行政手続きの費用です。代行に頼めば1万〜5万円程度かかりますが、自分で申請すれば実費数百円で済みます。ただし墓石の解体・撤去は重機と専門技術が必要なため、この工程は業者に依頼するのが現実的です。工事費まで自分で浮かせることはできないとお考えください。
Q. 行政手続きだけ専門家に頼むことはできますか
はい、できます。改葬許可申請などの書類作成は行政書士に依頼できます。当窓口では、ご希望の方に提携行政書士をご紹介します(お客様と行政書士が直接契約する形で、報酬目安は33,000円〜です)。「工事は業者、書類は専門家」という組み合わせも部分代行の一つです。
Q. 親族に反対されそうですが、どう進めればよいですか
着手前に、関係する親族へ早めに相談し、同意を得ることが何より大切です。特に費用の負担割合と、お墓に対する価値観の違いがトラブルの原因になりやすいため、丁寧に話し合いましょう。無断での撤去は関係悪化を招くため避けてください。進め方に迷ったら、無料相談で第三者としてアドバイスすることもできます。
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まとめ
墓じまいは「代行か自分でやるか」の二者択一ではなく、工程ごとに仕分けする部分代行が費用と手間のバランスで最もおすすめです。要点を振り返ります。
- 行政手続きは自分でやれば実費数百円で、代行費用(1万〜5万円)を節約できる
- 墓石の解体・撤去は重機と専門技術が必要なため業者に任せるのが安全
- 改葬には市区町村長の許可が必要で、遺骨1体につき許可証1枚・撤去前に完了が鉄則
- 失敗の多くは「親族の同意不足」と「離檀料」。事前の相談で防げる
当窓口の基本プランは298,000円(税込・2㎡まで・石塔1基)、追加は110,000円/㎡で、お支払いは工事完了後の残額払い・追加請求なしで安心です。どこまで自分でやり、どこを任せるか迷ったら、まずは無料相談をご利用ください。料金の詳細は料金プランをご覧いただけます。
- お電話:10:00〜18:00(土日祝休み)
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